七夕ネタ詰め合わせ
いや、今日なのであるが、今年はあえて旧暦をオススメする。8月13日になる。12日の晩から13日朝にかけペルセウス座流星群の活動が見られる。天の川をバックに夜っぴて流星見物たぁ風流じゃぁないか。
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当のベガには惑星系があるという。映画「コンタクト」はこの辺をネタにしたモノだが、当該惑星系円盤を観測衛星スピッツァーで捕まえた。
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「小天体ベルトが2つあることがわかった。内側のベルトは中心星から近いため比較的あたたかく、太陽系でいえば火星と木星の軌道に挟まれた「小惑星帯」にあたる。外側のリングは低温で、太陽系外縁の「エッジワース-カイパーベルト」(EKB)のようなものだ。」
(リンク先記事より)
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惑星自体の形成は「まだ」である。実はベガは生まれて2億年程度と推定される言ってみれば「夏空の美少女」なのだ←うまいこと書いたと思っているうまいこと書いたと思っているうまいこと書いたと思っている
やがて円盤の構成物は幾らかの惑星にまとまって来よう。但しまだ数千万年掛かるとは思うが。
西暦13196年7月7日東京・北天。ベガはこの時代北極星である。
紀元前11219年7月7日東京・北天。古代人が見ていたであろう同様に北極星織姫。なお矢印は現在の北極星。こんなにずれている。
天文初心者のために念のため解説をしておくと、これは地球の「歳差運動」による。地球をダンゴに見立て、北極から南極へ向かってブスッと串さしてコマの形にした時、串の延長線上にあるのが、北極星であり南極星(現在は該当なし)である。ところがこの串が倒れかけのコマのように首振り運動をしている。これが「歳差」である。一回り25800年。
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ちなみに織姫が北極星となる時代、地軸の向きが真逆になるので、一瞬「7月が冬」になる印象を受けるが、実はこの補正をしているのが閏年だったりする。
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25800÷2=12900
12900÷4=3225
うるうは100年ごとに置かない
12900÷100=129
但し400年ごとにはやっぱり設置する←西暦2000年はこれに該当
12900÷400=32.25
3225-129+32.25=3128.25
3128.25÷365=8.57年
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この「小数点以下0.57年」が味噌である。このことは、歳差の真裏「2013年7月7日と同じ地球の位置の12900年後の日付」が半年ずれた日付になっていることを意味する。つまりその時代地軸ひっくり返って真冬だが、日付も合わせて1月になっているのである。
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その代わりずれるのが星座である。現在の7月の位置が12月になる一方、星座の位置は動かない。つまり、現行冬の星座が夏に見える?シミュレータ画像南天にしてみよう。
1万2千年前。「おひつじ座」が上ってこようとしている。
記事書いてる現在ただいま。同じ位置にあるのは「やぎ」や「いて」
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星占いでおなじみ「黄道12星座」はそのまま季節の指標となる。ちなみにこいつらは「太陽と共に上ってくる星座」であるから、見えるのは季節が逆になる。春の誕生月(おひつじ・うお)は見やすいのは秋になる。
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おひつじ座(牡羊座、Aries)←1万2千年前
おうし座(牡牛座、Taurus)
ふたご座(双子座、Gemini)
かに座(蟹座、Cancer)
しし座(獅子座、Leo)
おとめ座(乙女座、Virgo)
てんびん座(天秤座、Libra)
さそり座(蠍座、Scorpio)
いて座(射手座、Sagittarius)
やぎ座(山羊座、Capricornus)←現在
みずがめ座(水瓶座、Aquarius)
うお座(魚座、Pisces)
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真逆とは言わんがずれている。ちなみに星占いは「春分・おひつじ」を起点にしているが、メソポタミアより5000年を経た現在、春分点はうお座である。
完全に真逆になってないのは北極星が変わり、伴って見える範囲がずれているからである。1万2千年前の南天をもう一度ご覧頂きたい。「ほうおう」(鳳凰・Phoenix)「きょしちょう」((巨嘴鳥座・Tucana)「ちょうこくしつ」(彫刻室)・・・聞き慣れぬ星座がある。こいつらは実は現時点日本からはよく見えない。同じ理由で季節変わるが、
その時代になると、東京から「みなみじゅうじ座」がバリバリ見える。
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七夕伝説は「年に一度」二人が寄り添うことを許される物語である。織姫が北極星の時代、1日の数時間を除いて彦星は織姫を慕うように周りを回る。つまりほぼ年中一緒にいる。これが1万2千年で夏の間だけの二人になり、更に1万2千年で元に戻る。
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すなわち天の1年を25800年にしてもこの伝説は成り立つ。あるいは延々と語り継がれてきた「織姫北極星の座から陥落」をこの伝説は反映しているのかも知れない。
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皆様の星への願いがどうぞ届きますよう。
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