特別警報
で、終わってしまうのだが、それじゃちょっと寂しい。
「警報」は本来災害発生の可能性が高い場合に出されるものだが、余りに頻度が多いのと、全部災害につながったかというと違う部分もあり、警報出たからと言って即行動に移した方はそうそう多くあるまい。仮にそういう方針であったらこれまでのほとんどは空振りだったはずだ。
比して確実に人命に関わるいわば「一線を越えた」大災害というのは確実に存在していて、我々はそれを2年半前、さらに兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災:1995年)に見たばかりである。その前の「人的被害が最も多い自然災害」は伊勢湾台風である。死者不明5千余。
(http://www.pref.aichi.jp/kensetsu-somu/ama-kensetsu/www_pref/necessity.html)
この惨状がわずか3時間ばかりの間に生じたと書いてあなたは信じるか。
信じるであろう。津波が5分で街をのみ込む動画が存在している現在であれば。
伊勢湾台風の被害を書いた新聞記事等に目を通すと「過去、千万単位で犠牲が出たのは近代的では無かったせいで、戦後14年を経た今は違う……というおごりがあった」旨の記述が目につく。その点で二つの地震は同様であったと言って良い。稀に来る「怪物的な存在」への気づきがなおざりにされたのである。この点で「特別警報」の導入は歓迎する。
「何すりゃいいんだよ」
ではない。何をすべきか自分で考え決めておき、実行できるよう訓練するのである。
……画像のリンク先気象庁のサイト内に取ってほしい行動が書いてある。あなたの身の回りに置き換えてどうすれば良いか具体的に決めてほしい。ん?
珍しい場所だな。っておい。
...おい。
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