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2013年8月16日 (金)

メダカの観察日記【3】

●安定と繁殖活動
第2システムで数日経過。メダカ自体は問題ないようである。が、ホテイアオイには直射日光が当たらない分、光量が不足のようで、葉がどんどん痛んで行く。まぁ近場のホムセンで一株100円で売っているから、枯れたら買えば済む話、かも知れぬ。
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産卵を認める。メダカの産卵は基本水温で発生する。文献により前後あるが水温20度を超えると産卵を始める。
メダカは産卵後のタマゴや子供を自分のそれとは認識しない。目の前にあれば食ってしまう(共食いもする。後述する)。なので隔離する。なおこれはアナカリスに生み付けられた状態を撮影したが、殆どのタマゴはホテイアオイの根に生み付けられ、
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大量の孵化を確認した。およそ30~40。
この繁殖を春期~秋期までの間2~3回繰り返すという。
旺盛な繁殖力と言えるが、これは「田んぼ」に生きることを考えると必要に基づくものであることが理解出来る。
すなわち。
.
・冬季田んぼに水は無い
・田んぼには天敵が多い
.
多くのメダカは稲が実り水が抜かれるとそのまま息絶える。一部流水やたまり水に残ったもののみ春まで生き延びる機会が得られる。
これらが春、通水された田んぼに入り、一気に繁殖するのである。わずかでも生き延びるために旺盛に繁殖する。しかも短期間で繁殖する。なお件の「めだかの学校」の歌詞は、田んぼへの通水の結果、そうして冬を生き延びたメダカ達が繁殖の場である田んぼへ移動する状況に他ならない。「みんなでお遊戯」に見えるが彼らにとっては冗談じゃない。わずかな可能性に賭けた必死のサバイバルからの帰還であり、繁殖に向けた出会いの姿なのだ。
.
ただこれは、田んぼありきの最適化ではなく、雨期のみ水をたたえ、乾期に干上がる環境に対応した結果、同様の人為的環境である水耕が生存場所として親和性が高く、水耕田と共にアジアへ広がったというべきであろう。なおメダカは前述したように自らのタマゴ、稚魚、よらず成魚であっても共食いするが、これは逆に言うとエサに恵まれなかった場合に
.
プランクトン→小型の幼魚→成長した幼魚
.
と言った形の連鎖で生き残る方策も保持したものと見ることが出来る(同じ事は例えばカマキリにも言える)。ちなみに、実際の田んぼでは、その面積故に稚魚と成魚が出会う機会は少なく、渇水等が生じない限りこのような悲壮な連鎖は発生しない。
.
さてあとはこいつらの成長を見守るのみ。ただ30匹は多いなぁ。
と、思っていたところ、衝撃的な「奴」がいた。
.
(つづく)

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