特別警報考察
さて台風1318号では福井・京都・滋賀に初の「特別警報」(大雨)が発表された。これは妥当だったのか。
「客観的な指標」
もうちょい
地域によって違う
(以上ソース)
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これで行くと例えば「三重県尾鷲」は日本で最も雨の多い場所であると教科書で読んだ方も多いことだろう。応じた治水設備がなされ、相当降らないと特別警報にはならない。一方滋賀はその基準がずっと低い。
(ソース)
則った運用で妥当だったのではないかと考える。
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問題はその先である。実際の避難準備情報・勧告・指示(これは命令)は市町村が出す。そしてここから先が実にアナクロなのだが避難所である学校や集会所のカギを担当の人が開けに行く。
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「いつ」「ナニを」
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非常に決断の難しい問題が存在する。今回携わった自治体の方々は「うまくいった」「もっとこうすれば良かった」をどうぞ全国に発信願いたい。知恵を出し合い、それぞれの自治体に適した運用に落とし込んで行ってこそ最大の効果を発揮する。
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一方で受け取る側も次の2点の問題が存在する。
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・どうやって受け取るか
・受け取った後どう行動するか
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前者については前記事のようにテレビやネットに貼り付いてればリアルタイムで分かる。一方で携帯のエリアメールを使った通知サービスを各自治体が始めた。先日の名古屋の豪雨で飛んできたのを再掲する。
名古屋市の場合、ガラケーでも登録すれば受け取ることが出来る。ここから登録されたい。
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問題は後者である。
「ただちに命を守る行動を取って下さい」
これが特別警報に冠せられた定型句である。ちなみに緊急地震速報でもそうだが、オレがこの手のネタを書いたりツイートしたりすると「だからってどうすればいいんですか?」と噛みついてくるヤツがいる。
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自分で考えろバカ者
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それがオレの答えである。どこに避難するか、それは各自治体で決まっているし、営業回りなどで常に不定であれば周りの人に合わせる、ということになる。クルマで…電車で…あらかじめ決めておくことが何より肝要である。
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自分の命は、自分の家族は、自分が守る。これを見ているその道具で、今すぐアクション。
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