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2013年10月26日 (土)

500キロという距離を思う~アウターライズ津波地震は察知出来るのか~

名古屋ではパソコン切っている以上何らの警報も届いたわけではなく。

Tw6_2

起きてニュースとタイムラインの動きで概要を知る。

「でも携帯にメール来たよ」
それは妻のがガラケーでそういうサービスに加入しているからである。あいぽんは夜モードなので着信はしても音は無し。
 
3.11の余震として、アウターライズ領域で大きな津波を伴う地震が発生する
 
時々書いている話である。果たして今回の地震はどこで生じたか。
Tw7
矢印を加えたよろよろしたラインが日本海溝である。アウターライズとは「海溝の外側(アウター)の地殻が盛り上がっている(ライズ)」の意味である。この海溝線の右側を意味する。今回のM7.1地震はアウターライズ地震に判別される。
 
Yoshin
メカニズムを見てみる。アウターライズは太平洋プレートのその部分で起きる。簡単に言うと太平洋プレートが自重に耐えられずちぎれるのである。その場合この図のような断層が生じる。正断層と呼ばれる割れ方である。
Tw1
間違いないようである。
Recentmap
震源を地図にプロットするとこうなる。太平洋上ぽつんと離れた黄色い集団がそれである。海溝の向こう側なのでこうなる。気象庁は「3.11の余震」と言い、それで間違いないのだが、毎日のように起きている茨城・福島・宮城近隣のそれとは様相を異にする。異質なグループであり、誤解を招かぬ(いつものヤツかと一緒くたにされない)よう、気を配った表現にすべきでは無いか。
20131026021727395260210
震度分布を見る。この地震はとなりのプレートが震源で、そいつに本州側(北アメリカプレート)が揺さぶられたいわば「お貰い」な地震である。こういう場合、重たいのを揺するので、「プレート全体」が揺れ、しかも「ゆっさゆっさ」した感じの長周期震動が卓越する(周波数が低い方が遠くまで届くためだが、その説明挟むと長くなるのでそういうもんだとしといて)。また、地面より水面の方がチャプチャプ揺れるのと同じ理屈で、岩盤全体の中で柔らかい部分の揺れが大きくなる。この分布で震源に近い海岸よりも福島中通りで震度4の領域が見られるが、これはその柔らかいのゆえによる。郡山や須賀川など、津波に隠れてあまり報道はされなかったが、深刻な程強い揺れに見舞われたことを知っている。関東平野でも埋め立て地や河川の近くなど同様に揺れたのでは無いか。
 
では、これが、心配すべき対象のそれなのか。否。
 
昭和三陸地震(1933)は明治三陸地震(1896)のアウターライズだったが、マグニチュードは8.4(モーメントマグニチュード、以下同)。明治が津波の規模から8.2前後とされており、本体とほぼ同規模である。9.0だった3.11のアウターライズが7クラスであるわけがない。
 
されば、これは「予兆」なのか。
 
昭和三陸を「前」から概観した資料は少ない。検索すると当然wikiがヒットするが、裏打ちする論文が東大か国会図書館へ出て行かなくてはならない感じなのである。
Tw2
Tw3_4
(上はwiki。下はhttp://kojishin.iinaa.net/19330303.html
 
まず深発地震だが、いつぞや書いたこれとかこれなど最近多い心証がある。ただ、5月24日のM8.2の印象強すぎて注目しているから目立っているように思えているだけかも知れぬ。
Expjpw_1_3
ここ1ヶ月の日本周辺の地震活動。青いのが震源の深いものだがどうだろう。
Weekly01

1週間。ちなみに深発のメカニズムはマントルに突き当たって入り込めなくなったプレートが、上から降りてくる自分自身の圧力に屈して生じる。前記アウターライズのメカニズムと見比べると、「プレートが自重で割れる」予兆として、深い方が先に崩れた、という形でまぁ論は立つ。ただ、気象庁のサイトでは深さ別のデータベースをサクッと作れる状況ではなく、1個1個拾ってプロットしないとならないので(要は面倒)、今すぐ結論をここには書けない。

もう1個はどうだろう。同じく震源分布を見て頂きたいが、
Expjpw
アウターライズ領域バタバタしている傾向に見受けられる。ただ、グーテンベルク・リヒター則(これも説明は略すが、要は沢山地震が発生するとき、ある確率でデカイのが混じる、というもの)に乗ったラインで今回のM7.1という可能性もある。
 
まとめておく。
 
・アウターライズ地震である
・昭和三陸地震と照らして、3.11の余震としては弱すぎる
・昭和三陸の予兆として、活発な活動の後に静穏化する傾向があった。そのラインに乗るかどうかが着眼点
・深発はプレートがちぎれる予兆を提供している可能性がある
 
なお、大きなアウターライズはプレートがちぎれる大きな音、或いは地鳴りが観測される他、ゆっさゆっさと長い揺れ、そして巨大な津波を伴う。津波到達の猶予は30分。速報を拾ったらまず安全に揺れをやり過ごし、そして海岸から離れること。
 
10/27追記
深発地震云々の論文にアクセス。wiki引用の「1933年三陸沖地震の地殻変動*国土地理院 藤井陽一郎」は一次論文ではなく、茂木氏が「Tectonophysics」誌Vol.17で発表した「Relationship between shallow and deep seismicity in the western Pacific region」の内容を引いている。なお、同論文は雑誌そのものを買う必要があって有料(35ドル!)アブストラクトだけ見ることが出来て
(1) A great shallow earthquake in a region is preceded and sometimes followed by the marked increase of deep seismic activity in the same down-dip seismic zone perpendicular to the trend of an arc structure. The increase of the deep seismic activity before the great shallow earthquake cannot be understood as an accidental event nor as a mere trigger of the great shallow earthquake, but as an essential forerunning phenomenon of it. This regularity is found in the Kurile-Kamchatka and northern Japan island-arc regions, particularly near the ends of these two arcs and their junctions, where great shallow earthquakes frequently occur.
…要するに沈み込み帯の浅い地震に先行して深い地震が発生する現象が観測されている(確認済み)だということ。
 
上から沈んで来る⇒下が屈して壊れる⇒下からの支えを失って上を引っ張る⇒上が切れる
 
こんな機序と理解してよさそう。従って本文の変更はしない。

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