TRANSIT/Blu-swing #nowplaying
ジャズは好きである。
が、CD時代以降に音質と演奏が両立し、なおかつ好みと合致するバンドとなかなか巡り会えなかった。
このグループとの出会いはぶっちゃけプリキュアつながりである(林ももこ-Dr宮本さん-Blu-swingで叩いています)。が、気に入った。録音もシンプルで、ゆえにスッキリだ。
3枚目、になる。
今回はヴォーカルを据えた楽曲が多い。Yu-riさんの女声が恬淡としていてそれが都会的でクールである。日本語Vo.は「あれ珍しい」という効果を持つが、良い意味で「和風では無い」。しかし、照明がカクテル洪水織りなす東京そのものである。正直、音が少しデッド過ぎる気もするが(ライブじゃ無いから当たり前だが)、東京は余り自己を主張する街では無いので似合っているかも知れぬ。独り身であれば深夜クルマの減った首都高環状線を緩く流すであろう。所有システムに合った音楽を求めるのもありだが、音楽に似合いの場所を探して動きたくなる。充分に質を高めたシステムで鳴らして欲しい。イヤホンやヘッドホンはナシとは言わんが「空間」に充満させたいそんな楽曲たちである。
リズムを作るパーカッション、輝くブラス、21世紀を物語るシンセサイザ。
ちなみにアルバムタイトル「TRANSIT」だが、楽曲が「Fly High」だったり「Lost in the cloud」だったりとニヤッとさせられる。他にもある。
良く計算され、良く煮詰められ、充分に解放されている。そんな感じ。そう、解放されているからイヤホンやヘッドホン……「閉じた」聴き方は個人的に違和感があるのだ。
コーヒー、良く合う。アルコール、OKだ。少し身体を揺らして。
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