新幹線小ネタ3題
逆に通した方がいい気がするけどね。
不便→都会へ出て行く→人が減ったので店や企業が減る→もっと不便
でしょ?現状の悪循環は。こいつは「都会へすぐ行ける」ので「出て行こう」にブレーキが掛けられる。一方で違う地域の人間からすると、「新幹線でサッと行ける」地域に早変わりする訳よ。境港、出雲大社、宍道湖、砂丘・・・新幹線で貫いたらどれだけステキか。ちなみに今はパラダイムシフトしていて、新幹線と補完する各地の鉄道という関係だったものが、飛行機と補完する新幹線になってきている。500キロオーダーのスケールが1000キロオーダーに変わってきている。
●四国の場合
個人的にこの中でハヨ通せと思っているのはその山陰、四国、そして九州の日豊本線側だったりする。いずれもアクセス性という点で100キロスケールにとどまってしまっている。飛行機で入った後が続かない。いろいろ言われる田中角栄だが、そんなわけで密かに「改造論」だけは支持していたりもする。だがあのタイミングでそれこそ今の中国のようにがーっとやってしまうべきだった。現代は上に書いた「不便」に始まるスパイラルに陥っている。
予土線にねぇ。江川崎~窪川間は応じたコンクリ軌道で似合うかも知れないが、元軽便区間を何とかしないと(最高速度65キロ)。
●活用しようぜほくほく線
挿入した予定図で言うと上越~新潟間を上越~越後湯沢に置き換えた形。「上越新幹線経由北陸」が使命。だから北陸新幹線が開通するとその主たる用途消滅。
でも、だからこそ、新潟~北陸を結ぶ高速路線として活路を見いだしたいのだ。「対東京」に目が向きがちだが、金沢~糸魚川~越後湯沢~新潟と高速鉄道で結ばれることになる。九州は九州新幹線全通で一体になった。せっかくの160キロ対応だ。生かしてこっちも相互流動、および一体となって「東京からの需要」引っ張ってくること出来ないだろうか。
勝手なこと書いたが、実は日本の行き着く先は「東京と大阪を複眼首都とするコンパクトな都市国家」ではないかと思っている。東京で言えば丸の内と新宿、名古屋なら名古屋駅と栄地区。福岡なら博多と天神だ。そのスケールを東京・大阪と置き、両都市をリニアが頻繁に結び、飛行機が点と点で、新幹線と高速道路が線で各地とを結び、日本全体を集約分散型に再編する。
……かっこいいと思うんだけどね。夢かな。
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