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2014年1月14日 (火)

ママこれなんて書いてあるの?~一視聴者より~

「BI●CH」という「ブランド」がひと頃国内にあった。今は知らん。
その言葉自体は「雌犬」の意味である。しかし聖書の「悪魔は雌犬から生まれた」旨の記述に基づき、人に向かってこの語を発したり「son of a ~」と発言することは、英語圏では極めて下劣で醜悪な言葉とされ、放送では「ピー」にされる。日本語では女性を侮蔑する言語に置換される。なお「仔猫」を意味する語にも似たような下劣解釈がある。
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さてこれ何が起こったかというと、その当人の着ていた衣装に性的な単語や成句が散りばめられていた、というものである。「馬鹿者」などとプリントされたTシャツと一緒で、ジョークグッズで市販されているものを何も考えず着用した、ということのようだ。現在世界に200近くの国があり、どこの国のどの方言でもそういう意味に当たらない文字列を探すことは不可能であろうが、これは故意に下品な用語だけを集めているものであって、ましてや英語である。「常識的な範囲」で問題ないかの確認はそれこそ「常識」であろう。映画の一本も字幕付きで見れば出てくる言葉であって、いい大人がそういう語のそういう意味を知らんとか普通、ぶっちゃけありえない。
 
で、この問題根深いのは多くのスタッフが周りにいたであろうし、普通何らかの稟議・チェックを経てOKに基づいて収録、オンエアのはずなのだ。なのに何らの指摘も無かったのか?ということだ。だとすれば、出演者当人が責任全部ひっかぶって謝罪して済ませようというのは、逆に押しつけてるだけじゃねーの?と疑いの目も持ちたくなる。誰も気づかない?誰も指摘に値せずと判断した?そうではあるまい。もっとも、本当に何にも考えてない・・・「チェックしよう」という心理さえ無かった、どうでもよかった、という状況は考え得る。納期急いで品質おろそかと一緒である。ただそれも、そこまで追い込まれるのは組織の問題という指摘は出来る。
 
土曜も日曜も無い生活をしていると浮き世離れしてくるのは判る。注目される側の世界にいると見え方考え方違ってくるのは仕方がない。タイムライン追いかけてるだけで容易に想像つく。ただ「誰かに向かってものを作っている」という意識だけは忘れて欲しくはない。あなた方の最終目的は所定の尺に脚本を合わせることでは無い。視聴者から反応を引き出すことだ。
製造会社で顧客を持つ身として、創作物ネットに陳列している者として、自戒を込めて。

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