補給線の話
まだええのよ。マックは。食い物自体は「たかが知れてる」から。
ただ売り方だけの話。良くも悪くも「たかが知れてる」のよ。時間が無い、土地カンが無い。ああマックでイイじゃん。そんな感じじゃん。発作的に食いたくなるというよりは消去法的に残った最終ライン、自分の場合。となると、よりどりみどりよりは、テキトーに出来てりゃそれでいいとなる。
「マックダブル」と「ダブルチーズ」と「ビッグマック」と「ダブルクオパン」何がどう違うねん。
「レギュラーメニュー」と「質より量」系と「限定メニュー」程度に一度リセットしたら?ちなみにビッグマック350円位だが、同じボリューム(557kcal)だったら、チーズバーガー(324kcal)2コの方が遙かにコストパフォーマンスが良い。食う立場になって考えてみそ。
こっちは行ったこと無いが、カキコミに曰く「まずい」のと、大陸系店員の質が悪い、んだと。
チョット考えると分かる話だが、複数の店舗で同じ味を提供するのは実は大変である。同じ材料、調味料。その配給ルート。マニュアル化、システム化も欠かせない。所定の材料を均質に集めて組み立てる。食の工業化そのものだ。もちろん、維持費も必要になる。チェーン化するにはシステムのキャパを応じて増やす必要がある。すると往々にして巨大なシステムの維持に大量の店舗が必要になったりする。今度はそれが更にシステムのキャパを圧迫する。
ここに自分は先の大戦の敗戦必然を彷彿す。つまり前線へ食い扶持を供給する仕組みが成り立たなかったゆえの必然の敗戦だったのである。そもそもABCD包囲網で島国日本への供給は絶たれていた。まぁ包囲網にブチギレしたのが真珠湾攻撃なのだが、巨大化するほど支える裾野も応じて広げる必要がある。追いつかなければ引き裂けるだけ。いつも思うのだがなぜ身の丈に合った経営をしないのか。成功体験が麻痺させるのか。富を持つこと自体が目的化してないか。
何目指してるか知らんが、体裁を繕うために質を落とされちゃたまったもんじゃねぇ。
« ぱいぱん名古屋 | トップページ | 川村敏江の描く女 #precure »
コメント