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2014年3月 9日 (日)

宝永地震を範として【2】

●地震動と建造物被害

「だんだんと揺れが強くなって行き、ガマン出来なくなって外へ逃げ出した」とあり、東北地方太平洋沖地震の経緯を彷彿させる。逆に言うと緊急地震速報で引っ掛けることが出来る。

「大木ざはめき渡りて、大風の吹がごとく、大地動震て歩行する事を得ず。石塔の折れ倒るゝ音いふ斗なし。」
(鸚鵡籠中記)

「又暫くしてゆり出し、やみてはゆる、幾度といふ限なし、凡一時の内六七度ゆり、やまりたる間も、筏に乗たるごとくにて、大地定らず」(万変記)

「万変記」の方は「地震酔い」の症状を含んでいるかも知れぬ。

建物の被害は震源域に近い静岡等では「全て倒壊」名古屋でも「武家屋敷等8割倒壊」の文言が見られ、他方奈良辺りでは寺社等大きな建造物の破損が見られることから、大きな建物が共振しやすい長周期地震動が卓越し、遠くまで揺れが伝わったことが推察される。例えば東北地方太平洋沖地震の場合、震度自体は3であった大阪のビルで長周期~により内部什器が破損したり、エレベータが止まるなどの被害が出た。現在名古屋も大阪も超高層ビルが建ち並んでおり、「長周期」はビルが倒れるまではせぬものの、中は長時間にわたり大きく揺れるという事態を予測させる。

ちなみに宝永地震の震度分布自体は、北は弘前、西は長崎でも震動を感じているが、伊豆より東では急激に震度が下がっている。東北地方太平洋沖地震では逆にここより西の震度が下がったが、これは双方メカニズム一緒で、間にあるフォッサマグナで地盤が断ち切られているためである。

(つづく)

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