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2014年3月20日 (木)

ニッポンの有料音楽配信サービス

Tw4

AFP通信の曰く

「(日本の)音楽ストリーミングサービスはまだ完全に確立されていない。日本での音楽業界の収益は16.7%の減少を示した。」

で、金を出せる方法を~といつもなるのだが、ここは逆に音楽を買い支えている層を考えてみたい。多分、極端化していて。

・AKBなど複数枚当然(音楽自体が目的か?というと疑問があるが)
・必要最小限だが確実に板を買う特定アーティスト押し(普通のファン)
・オーディオマニア

この辺がある程度の額をしかも定期的に使う層で。

他はタダなら違法でも、精々レンタルのコピーで充分、ではなかろうか。すなわち

「聞けりゃイイ」

ちなみに買い支える連中は「板」という物体(或いはその付属品や権利)を所有することに価値を見いだすか、音質至上主義(CDまたはこれを超える音質を有する「ハイレゾ」配信)のどっちかで、いずれにせよ最大のボリュームゾーンであるべき「値段そこそこだが音質的にもそこそこなデータ」を買う層というのは逆に非常に少ない、にならざるを得ない。

どうしたらいいだろう?

オーディオマニアを特定のアーティストが引き込む。或いはアーティスト押しをマニアに目覚めさせるという方法はある。実際、アニメメインのメディアミックスプロジェクト「ラブライブ」の音源をハイレゾ化したら一気にハイレゾの売り上げトップに躍り出た。オレもマニアだから押してるアーティストがハイレゾ出したら文句なくハイレゾを選択する。好きなもんだから最高の質で欲しい。

問題はボリュームゾーンである。いきなり結論書くが「このアーティスト集めたい」がまず購入動機の下地ではあるまいか。オレも学生の頃は友達から借りたりレンタルを「ダビング」(!)したりとアーティストさんの収入にはならん方法で集めた。で、大人になって金の自由が増えてから板を買った。その動機は

・コピーは所詮コピーすなわち「ホンモノ」ではない
・買わないとその人ご飯食べられないしこっちも聞けなくなるし

である。現在はネットプロモーションや違法アップロードファイルのコピーがダビング相当の行為になろう。それを入口として許容するならあとはリテラシーの問題ということになる。ただ、自分たち世代の場合、「データ化されたコピー」と「オリジナルの板」という「見て判る厳然たる違い・差」があった。比して「元からデータ」ではその違いは実感出来ない。このことは「公正・公式」に、何らかのインセンティブを付与する重要性を示唆する。歌詞データやジャケット相当の写真画像サイトへのアクセス、コメンタリーやPVでも良いだろう。「ウォークマンに映像再生機能は要らぬ!」といつも鼻息荒く書いてるが、例えばこうしたルートで入手したPVなら少し放り込んでおきたいとも思う。なおこれらはクレジットカード決済との親和性が高い。もちろんそれでも違法流出は発生するだろうが、

・課金が発生しないとアクセスも発生しない(1回の売り上げは担保される)
・わざわざ人様にくれてやるためにクレカという即アシの付く媒体で課金するか?(まれに「ありがとう」と言われたいから、という理由でこれやる奴いるが)

という束縛により、かなりの程度制限は掛けられる。

また、「質こそ低いが、とりあえず全曲タダ」を自サイトで展開するという方法もある。上にも書いたが、「聞けりゃ充分」の層は少なからずいて、これを課金リスナーに引き上げるのは難しい。さりとて「ファン」はファンなわけで、それなら違法ダウンローダーの汚名を着せることもないだろうからだ。これをやると

・違法楽曲は減る(元々公式に上がっているのに法を犯してまで上げるメリットは無い)
・無料リスナーも安心かつ堂々と聞ける(影に隠れてしまうのを防げる)
・公式から落とせるのでインセンティブの存在を告知出来る(課金化への誘導ができる)

一方で

・普通に買う人は減らない(無料ユーザにダウングレードしない)

と言い切れる。なぜならインセンティブや高い音質、買い支えたい気持ちが課金させるからだ。なお海外ではデータや板の販売は止めてしまい、その代わりオールフリーで聞き放題とし、ライブの観客に手厚いインセンティブ(握手会、食事会、写真撮影など)としているアーティストもある。その結果逆に収入が上がったという話も聞く(当人曰く「音楽は本来一発勝負、ライブがあるべき姿だ。それを金出して聞きに来てくれる客こそ本当の宝だし、オレも命がけでやる」)。

音楽配信は質一本槍のハイレゾはさておき、他はどうすべきか混迷していると書いていいだろう。例のどんぶり勘定管理団体や、定額聞き放題など、妨げや苦肉の策は色々あるが、聞き手は歌い手にくっつくので、全部を対象にしたアクションは逆に中途半端になり、逆効果にしかならない。

スマホの普及で「音楽を即手のひらに持ってこられる」時代になった。応じたプロモーションの方法とビジネスモデルがあって良い。何も板ビジネスを無理矢理ネットに展開することはない。色々考えよう(^^)v

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