失恋の思い出~三十一文字を添えて~
●冒頭の能書き
短歌のネタ出しを兼ねて書き留めておく。ついでにブログ記事一本でっち上げようという算段である。こういうのは妻帯者になると記憶が薄れる。しかしココロ流血の果てにたどり着いた桃源郷であって(ノロケだよ)、過去の自分への慰謝と、他でもない、今その恋で悩み、何かしらの方法でここにたどり着いたアナタに捧げる。なお当たり前だが男目線である。女性が読んでも何の足しにもならんかも知れぬ。ただ男の心理がどんなもんか垣間見る示唆は持てよう。開闢する←大仰だなおい
●回数
イケメンじゃないことは自認していて、従ってアタックしないと何も始まらないわけで、大いに攻めて大いに撃墜された。焦げ跡いくつ作ったか。何回なんか覚えちゃいない。一つ確かなのは失敗したからこそ間違いだったと気付いたということ。積み重ねた果てに妻に幸せを提供出来てると言える。
「何故」と問う我に「さぁね」とはねつけて髪翻して君は行き去り
●パターン
告白されたことは二度。したのは何度も。失うに至ったパターンはおおむね話題の相違、デートのレシピ選定ミス、身の程をわきまえない背伸び。何よりエロ丸出し(下半身丸出しではない)。このことはモーション掛ける前に時間共有できる何かがあるかどうか、充分に見極める必要を示唆する。男の場合可愛いとかおっぱいとか外見の勢いで突き進みがちだが、それは追って必ず苦労し、お互いを不幸にする。惚れる前にその先を考えて「一緒の時間」のシミュレーションをすること。
見つめ合うだけで良かった放課後は影も気配も残り香も無く
●別れ
露骨に嫌いと言われたり段々疎遠になったり、物理的な距離を取られて防空識別圏張られたことも。要は嫌われたパターンが一番多い。その多いの大部分は大いにエロだが他は判らない。鉄道模型部屋中線路だがキモいと言われたことはない。このことは「とりえずキスでも」はおよそ失敗の予感しかしないことを示唆する。なお、エロだけの関係になったことはないし求めたことも無い。あくまで終の連れ合い探すことに終始していた。
そんな人だったなんてと平手打ちされど俺は男なんだぜ
●教訓
「ありのままの自分でいられるか」(エロ含む)これに集約される。彼女の前ではいい格好して見せようという心理が働くウチはダメ。それは自分を偽っていることに他ならず、やがて疲れてしまうか、本当の自分に気付いた相手に愛想尽かされる。好きになってもらおうとするな。自分を好きと言ってくれる相手を探せ、または相手を変貌させろ!
「疲れたよ」思わぬ本音が口をつき大事な人は涙で濡れた
●心の修復
次の恋すれば夢中になるのだがその前のリペアが大切。修復は教訓を縫い込む時間に他ならないからだ。自分の場合動静どっちかに固まらず、とにかく趣味の好きなことした。音楽・オーディオ・天文・鉄道。没頭こそが最高の癒やし。恐らくは応じて増やした知識量で凌駕することで代償行為としていたのであろう。或いは、幼い頃から好きなことに戻ると取れば、一種の退行現象なのかも知れぬ。ただ危険なのはクルマなど「自分の制御で人力以上の力を出す機械の操作」に触れること。これは自暴自棄の衝動と結びつき、暴力的な行動にかき立てる可能性を示唆する。
「峠かね?」荒んだ心の暴走をショップのオヤジはタイヤで見抜き
まぶた裏去りゆく姿消しきれず異郷目指して夜明けの駅へ
●最後に恋するあなたへ
自分を偽るなとは書いたが、相手に幸せを提供するという点で成功させようとする努力は怠ってはならない。また恋は一度が全てではないし妥協するものでもない。精子の挙動を見よ、下手な鉄砲こそ男の本性(笑)。失敗したら二度と同じ過ちをせぬよう注意し、次の心ときめきを探せ。
大いに恋しろ。失敗しても懲りず恋しろ。失敗を恐れず仕掛けろ。いつか見つかる。
逆にただ待っていて寄ってくるような女はいねぇ(そういう女は何か底意がある)。
罵られ辱められ笑われて貴様に今の俺を見せたい
地球上人間だけができるもの生きてる限り恋をしようよ
★この短歌群は投稿する。追って多少、推敲するかも知れぬ。応じて手入れするが短歌群自体はここに置いておく
★実はこの記事で行った行為はブレインストーミング思考法に分類される。但し興ざめになるので書かない←書いてる書いてる
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