ようやくブルーレイ~OPPO BDP-103JPをお迎え編~【ハイレゾ音源再生】
●冒頭の能書き
他ならぬ今日発表されたのだが、なぜこの上にある「7200」を出さないのか。まぁいいや、オーディオヲタクがブルーレイを欲しがる理由と、何を欲しがってるのか知って下さい。
届きましたOPPO digital (おっぽ・でじたる)ユニバーサルプレイヤー BDP-103JP
(画像クリックでメーカ公式)
「ユニバーサル」つまり多様なソース再生に対応する。
・映像系
ブルーレイ(3D含む)
DVD
・音楽系
スーパーオーディオCD(SACD)
CD
DSDディスク(自作SACD)
・ネットワーク
DLNA対応機器内の音楽・動画
・HDMI
HDMI入力端子からの音楽・動画(パソコン等からの出力を受ける)
要するにこれ1台持っておけば円盤系・パソコン系ソースほぼ全部再生出来る無敵艦である。お値段7万5千円なり。
「しかし聞かぬ名だなOPPO」
2004年アメリカで創業。最初からこういうキカイを作ってきた。型番「JP」の通り日本語仕様である。映像円盤にはリージョンコードがあるが、「2」に対応したり、日本語UI、そして電源プラグの3極-2極変換コネクタの付属など、13年4月の発売以来地道な改善を続けている。
では中身に行こう。
●セットアップ
いつぞやの車載音響用キャパシタが木箱入りTシャツ付きだったと書いたが、こう、包装装丁に凝るのは欧米の趣味嗜好なのか。ちなみに入ってる袋はトートバッグになる。使えば宣伝になる!?会社で書類運びにでも使うか。
あっせんぶるいんちゃいな。まぁ、しょうがねぇ、新興の機器製造メーカを立ち上げる時、新しく工場建てるか?作ってくれるところを探すだろう。ファブレス時代だしょうがねぇ。ただこいつの場合中身がサイトに出ていて大体の構成と作りやすさが判る。問題ないのではないか。
接続するケーブルは3本。電源と、パソコンから来ているHDMIと、こいつからアンプへ吐き出すHDMI。あと、無線LANのアダプタ。なお、環境によっては吐き出し1本のみで済む。また、HDMIは出力2本有り、映像と音声をスプリット出来る。
電源入れるとメニュー画面。無線LANはWPSで一発認識。DLNA出来るわけだが、後述の通りパソコンからのHDMI認識したため当面、出番は無い。
タイトル【ハイレゾ】と付けたが、今日は「音」に特化して書く。SACDハイブリッド円盤である元ちとせをスロットイン。OK。
同じくDSDディスク、マイケルジャクソン。なおこいつら音盤だが、CDみたいに再生ボタン押せばスタート、というわけでなく、メニュー画面でちょっと何回か階層入り込んでいじってやる必要がある。このブログでは過去数回「音源の見える化」を書いてきているが、それ前提と書けば良いか。ちなみにタイトル等はGracenoteで拾ってくるが、文字コードの関係で漢字が正しく表示されない場合がある。flacなど楽曲情報を一体に扱えるものは、パソコン上で正しい情報を与えておくと良いだろう。
DSD方式をDSD方式で再生している状態。ちなみにデータ量的には176.4kHz/24bitのリニアPCM相当だが、明らかにDSDの方が音が良い。理由の説明詳しいことは省くが、要はDSDの方が動作がシンプルで、シビアな電圧管理も要らないのだ。
HDMIを挿してみる。Z11だとエラーが出て「絵だけ」だったが、こいつはキチンと認識した。出力を192/24に合わせて。
何も申し上げることはございません。
オールスターキャスト。
●音質
要するにHDMIでZ11に叩き込んでいるわけで、当たり前だが音質はZ11の支配下である。が、書いたようにPCMとDSDの違いあるし(DSDの方がスムーズ感があって深い)、同じDSDディスクの再生でも3万円プレーヤPD-10とはエライ違う。スピーカを楽器にする鳴り方をする。「これが当たり前になるのが怖い」とでも書いておくか。万能機は応じた増幅系を得て面目躍如であろう。なお、音声についてはアナログ出力系ももっているので、お持ちのアンプの空いてる端子に放り込んでやればハイレゾ再生構築出来る。
おまけ。スマホ用のリモコンアプリがあり、その無線LAN経由で操作出来る。但しバックライト点きっぱなしになる。
映像は追って。まずモノスコパターンとカラーバーだろ。
(つづく)
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