どアナログ
ハイレゾで遊んでいるがコテコテのアナログを2匹飼ってる。
下の金色はカセットデッキT-1000S。十指に満たない「ドルビーS型ノイズリダクション」搭載機。妻が学生の頃「ラジカセ」で「レンタルCD」から「ダビング」した「カセット」蘇らせるように鳴らしてくれた。
で、今日のオカズは上の黒いのである。パイオニア・F-515「AM/FMチューナー」すなわちラジオを聞くキカイである。1988年製。29800円。秋葉原で電器屋のオヤジにさんざん値切り。
「19000円で」
「もちろん税込みっすよね」(当時3%)
「…いいよそれで。畜生」
ほぼ4割引で買って来たという。
今ならネット配信「Radiko」もあるし、たかがラジオごときにン万もアホかというところだが、実は当時「FMジャパン」(J-WAVE)開局を間近に控えており、とある問題があった。
「混変調ひずみ」
が生じる可能性があるというのだ。すなわち、いや難しいこと書かないからw
FM東京:80.0MHz
FMジャパン:81.3MHz
NHK:82.5MHz
であるため、
2×81.3-80.0=82.6
2×81.3-82.5=80.1
要はFM東京なりNHKなりの周波数のすぐそばに雑音が乗るぞと。
ラジオの電波ちょっとずれても聞こえるが、それは少し幅を持っているからである。逆の理屈で、そばにある雑音が混じってしまう。
だから当時のオーディオ系の雑誌はいいチューナー買えとさんざん脅した。で、フロントエンド4段というこいつを買った。ただ、八王子は都心から40キロあり「簡易アンテナ」ではロクに受信しなかった。そこで屋根上にFMアンテナを取り付けた。
たかがラジオというなかれ。それで聞く城達也は、放送始まったJ-WAVEのジョン・カビラは、至福の時間を提供してくれた。スリープタイマーでジェットストリーム…寝入りばなの定番になった。
結婚して実家を離れたのだけれど、社宅にはテレビのVHFアンテナがあったから、テレビアンテナのケーブルを繋げば、周波数の近いFMは拾えた。
しかし先日までメインを勤めたアンプ4600はチューナー内蔵で515の出番はなく、現在居住地はケーブルテレビでアンテナ線にFM帯は入ってないのであった。
個人的にもradikoがあるからいいやと思っていた。が、名古屋市内に住んでいて強電界。Z11はチューナー積んでないと思い出して5年振りにチューナーの封を解いた。
簡易アンテナを求めて張って、「ジェットストリーム」にチューニング。
PLLは同調だけ取って後はデジタル段黙り込む。
重心が低くて心地よい音がする。
f得?セパレーション?そういう理屈はどうでもいいやの「いい音」だ。
「最高のデジタル」であっても「純粋なアナログ」には絶対に追いつけない。
アナログ・フォーエバー。
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