大陸品質の管理
マクドナルドから「えらいすんません」(要約)メールが来た。
コスト削減で必ず話題になるのが「大陸部品」なのだが、経験上、大陸で使って良いのは以下に該当するもの、と判断している。
・大雑把でよいもの
・故障してもシステムの根幹に影響を及ぼさないもの
・鮮度を要求しないもの
意図しているのは電気部品だが、他でも一緒である。この点で「食い物」は全部真逆の性質を備える。ダメなのは自明であろう。
ひっくり返すと「精度も歩留まりの高さも要求されるもの」はダメということになる。いわゆる共産主義・社会主義は平等を謳うが、適当にサボっても給金一緒という一点で人間心理に沿っておらず、破綻することは自明である。結局、悪い意味で「適当」なところでバランスする。
ちなみに「インセンティブ」や「罰金」というやり方も、ええたった今皆さん思いつきの通り多くの世界の各社が試した。結果こうなった。
・品質向上インセンティブ→そのために嘘をつく
・不良品見つけたら賞金→わざと不良品仕込む
・罰金制度→従業員丸ごと逃亡
なんということだろう。共産主義が育てたのは徹底した利己主義・反社会性だったのだ。
ちなみに買収直後とか、新しい工場が出来た直後なら、製造機械がチューンナップされているのでそこそこの質が見込める。ただ何せ「壊れたら修理する」使い方なので以下劣化の一途である。
結論:キカイが新しいウチに一定量買い取って切る
もちろん、歩留まりが高くなれば売り上げも上がるから、品質管理ネタ必死こいて吸収しようという所もあるよ。でもその得た情報で適当に満足してそれを今度は自分が切り売りする。だから自力での向上に繋がらないし結局手本となる「日本」に追いつくことはない。
どうでもいいけど。
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