くたばれクラシック原理主義
え?関東の地震触れないのか?
ようけ起こるとしてここに書いてある。参照されたい。
さて。
クラシックのコンサート帰りのおっさんが駅メロうるさい嘆かわしいとか新聞に投書したようでツイッターで回っている。音楽なんか聞きたい時に聞きたいもの聞きゃいいんじゃねえの?で、言えることは自分の趣味押しつけるのおかしいし、自分で勝手に枠を決めると抑制されてつまらねぇということだ。
自分がクラシックに手を出した動機は極めて不純だと前に書いた。オーディオ音のいい奴にした。アコースティック聞いたら美しいんでねぇの?というものだ。ただ、最初に選んだ円盤が良かったというのはあるかも知れぬ。
演奏:オルフェウス室内管弦楽団
録音:ドイツ・グラモフォン
楽曲:ヨハン=パッヘルベル「カノン」
(ちゅーかこれそのまんまだがいいのか。音質はgdgdだが)
純粋に心地よい、と思った。室内楽=演奏に大きな空間を必要としない=音量がほぼ一定。
1曲4分ちょっと=「長くて退屈」というクラシックの固定観念を外してくれた。
そして何より、システムの音質を高めれば応じたレスポンスを得ることが出来る。
「最適」なのだ。色々と。
ただ、原理主義には傾倒しなかった。ウォークマンの中はディスコトラックだし、渡辺美里に燃えた世代。それら否定する必要は感じなかったし、むしろ貪欲にジャンル拡大する加速力になった。行動原理が「いい音が聞きたい」なので、ある意味当然かも知れぬ。ちなみに「交響曲」とかジャンル多数だが、それもあまり気にしていない。オルフェウスを集中的に集めたので一番多いのと、その「カノン」や「G線上のアリア」つながりでバロックが好きかなぁ位。娘がバレエをやっているのでチャイコとか少しある。
(白鳥の湖。レコード用のマスターが音源だが、意外と再生が難しい)
が、その程度。無理矢理聞くものじゃないし、聞かせるものでもない。人生・情感・抒情を反映しているので、ある程度人生経験してないと共感覚えない可能性がある。
「バレエ教室の男の子(4歳)、クルマの機械操作してクラシック自分で探してたよ」
「すげえじゃん、どんなの聞くの」
「速い奴」
「剣の舞とか軽騎兵序曲とかか?」
「そうそう剣の舞好きだって」
それってBPM速い曲に痺れるっていう普通の男の子の情動で、クラシックしか聞かせてもらえないのとちゃうんけ。
オレは「ばっかり」よりも「何でも」が好き。音楽は時と時代と共にあるもの。電子楽器出てきてまだ半世紀。クラシック以外みんな敵、はちょっと偏狭な見方でないかい?
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