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2014年10月25日 (土)

DLNAを組んでみた【ハイレゾ音源再生】 @OPPODigitalJP

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↑こう組んだ。わかる?ちなみに実際の機材の位置、ケーブルの距離関係も反映した模式図にしている。

って、まぁ、判る人は見ただけで「あんたはそうしたのね」で終わりである。音質位しか読むところはない(この記事のずっと下の方)。あ、パソコン(以下PC)のそばにハブを据えたのは、這い回るイーサケーブルの本数を減らしたかっただけ。
そうでない方とこれからの方のために以下うじうじと能書きを垂れ流す。

●導入の意図

ハイレゾ音源はアルバム1枚で2~4GBとアホみたいに大容量である。CD1枚640MB(0.64GB)と比べればデカさがお判りいただけよう。また、デジタルデータをアナログ音楽信号に変換する部分で、ある程度の質が約束されるのならば、持ってる音源をハードディスク(以下HDD)に移してしまえば、ラックにCD探しに行ってCDプレーヤにセットして……という作業も必要なくなる。ただ、そんなことすれば、PCのHDDはあっという間にパンクする。そこで、専用のHDD用意してやろうとは、誰もが行き着く発想であろう。この際、HDDをPCにUSBで接続すると、そのPCからしかアクセスできないが、家庭内ネットワークにNAS(Network Attached Storage)としてPCから独立して接続してやると、「NASの中身が見える」機械全てから楽曲にアクセスできるようになる。この「NASにいろんな機械からアクセスして好きな機械・場所で楽曲(や写真や動画を)」という考え方で規格化されたのが、DLNA(Digital Living Network Alliance)である。なお、NAS化すると、PC外にバックアップを持つことになり、PCのクラッシュ等から楽曲データを保護することにも繋がる。ちなみに、我が家では画像データ(娘、電車、虫←ちょっと待て)もここに放り込む予定である。

●導入の実際

「DLNA用NAS」に使えるHDDと、「DLNA」用オーディオビジュアル装置が必要である。まずHDDはアイオーデータのLANDISK「HDL-CES」シリーズから、1TB品をチョイス。購入悔恨して、ちゃうわ、開梱してPCとUSB接続し、セットアッププログラムを走らせ、画面の指示通りに作業。終わったらLANケーブル繋いで完成。

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ここではインターネット接続の根幹であるケーブルテレビ会社のルータ内蔵のハブ(HUB)に接続した(白い方がNAS。数日前と配置を変えてみた)。後はPC上で「ネットワーク」の中に見えるので、楽曲・画像データをひょいひょいコピーすれば良い。
次に「DLNA」準拠のオーディオ系は、PCそのものの他、OPPOブルーレイプレーヤBDP-103JP、ウォークマンNW-ZX1が該当する。但し、ZX1は
「パソコンでウインドウズメディアプレーヤに捕縛されたファイル」
しか認識せず、しかもwavかMP3しか再生しない。また、そもそも家の中でウォークマンを楽曲受信・再生機(これはある意味ストリーミング再生)とする使い方しない。なのでこれ以上触れない。
OPPOは最初から無線LANで接続しており、NASぶら下げた時点で「DLNA開通」となり、メニュー画面からNAS呼び出して、再生そのものは出来た。しかし電波跋扈す大都会名古屋(本当か?)のせいもあろう、途切れたり、何より電子レンジに弱かった(使う電波がカブる)。

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そこでイーサネットケーブルを繋いで有線接続とすることにした。応じた機器が到着し、一定時間安定再生を確認し、当記事作成、である。図のようにルータ~PC間にハブを追加し、そこからPCとOPPOへそれぞれ配線した。もちろんルータのハブからOPPOまで延々ケーブル引きずってもいいのだが、PC用のケーブルとOPPOのケーブル2本這いずるのはスマートではないと思った次第。本当はどっちも無線がスマートではある。

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しかし家の中でハブかよ。しかもオーディオ用で。いいのかオーディオはこんなに難しくて。

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(ちなみに小さいので存在感は主張しない。ロジテックLAN-GSW05P)

●音質

現状、以下の3通り試せる。それだけで極めて贅沢ではある。
①PCで楽曲データを光ディスクやUSBメモリ(ウォークマンもその一種)に書き込む。これらOPPOで読み出し、OPPO-アンプで再生(ネットワークで使わない)
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②NASよりPC内音楽再生ソフト(foobar2000/MediaGo等)を経由し、PC-HDMI-OPPO-アンプで再生。
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③NAS内楽曲にOPPOで直接アクセスし、OPPO-アンプで再生(DLNA)
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音質は良い方から③→①→②である。「ハイレゾの音質の違いが分かるとかオカルトか」言われそうだがかなり違う。
小理屈を書く。まず③は生データをパケットで少しずつ持ってきてオーディオ信号に組み直す。データの演算は1回だけで、オーディオデジタル信号になってからアンプまでの距離も最も短い。変質・損失の可能性は最も少ない。まぁ当たり前である。
①は基本「DSDディスク」である。配信されるファイルは圧縮の有無あれどPCM方式であり、そのままディスクに書いてOPPOはそれ認識するのだが、DSD方式はDAコンバータの動きがPCMと違い「よりアナログに近い」と言われる。そこでDSDでも試せるようにしてみた、という部分もある。なお、DSD言ってもDSD64(2.8MHz)と呼称されるもので、PCMの176.4kHz/24bit相当とされる。こいつはDSDへの変換という演算が1回加わるものの、その呼び出しはOPPOの内部で行われ、以下オーディオデジタル信号としてアンプへ流れるだけであるから、「方式違い」に伴う「鳴りっぷりの違い」、程度のはずである。しかし何じゃろ、密度がPCM比少し足りない。最もそれはPCMの硬質さが無いだけなのかも知れぬ。
②はPC内部でオーディオ信号に変換、更にHDMI規格に組み込まれて長々(10m!)通って来るということで、応じた劣化がやはりあるようだ。変換誤差、伴う訂正、PC各所からのノイズ侵入、伝送クロックもPCが生成する。時間軸・位相にも意味を持たせた高周波信号で10メートル。3つの条件で最も不利なのは否めない。

●楽しみ方

基本③であろう。音が良く、PC使わなくて良く、円盤の出し入れも不要。他方、単曲買いなど「集積するにはタマ数不足」の場合、いちいちフォルダを覗きに行ったり、応じたフォルダ構造を作ったりなど、一手間かかる。
①はレコード~CD~ブルーレイと連綿と続く円盤再生の儀式そのもので、③とは気分次第で使い分け、であろうか。PCMが硬く感じる日はDSDにすれば良いのだ。大元がSACD(スーパーオーディオCD。記録方式はDSD)で、配信用にPCM化されたものなら、DSD化は復古することになり、むしろ原盤に忠実、となる(全く同じデータ配列に復古できるのか知らんがw)。なお、DSD円盤は音源そのもののバックアップも兼ねている。磁気であれ電子回路であれ、メモリ系のバックアップは幾つあっても吹っ飛ぶ危険は拭えない。比して文字通り「焼き切る」光ディスクはワンランク上の安心感がある。またDSD円盤はSACDの派生であるため、そのまま再生可能なプレーヤが存在する。これはCDプレーヤを買い換えた際の音質向上、「音円盤の再生はこれ一台」への集約、取り扱いの統一というメリットをもたらす。「誰でも、これだけ覚えれば、音が聞ける」そういう環境を提供するのはシステム管理者・メーカの義務だろう。
②は主としてプログラム再生やランダム再生、単曲買いの集約再生、などの手段になろう。foobar2000でスペアナのグラフ見てニヤニヤしながら聞くというワケワカラン楽しみ方もPCならではである。

●総括

ハイレゾやるならデカいHDDは不可欠であり、そいつをネットにぶら下げることはPC外への保存(PC故障の影響回避)、PCに依存しない楽曲再生などメリットは大いにある。腕に覚えがあるなら構築した方が幸せになれる、とは書ける。
あと、これ強調しておきたいが、今回調達したHDDやハブやイーサネットのケーブルは「PCパーツ」として量販店販売されているもので、総額で2万もしない。特段「オーディオ用」(キリッ) と謳ったものではない。

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冷静に考えていただきたいが、ブルーレイなりPCなりで加工されるまではパケット化されたデータである。対して、あなたの家庭内ネットワークよりは、インターネットそのものの方が、遙かに転送障害のネタは多い(汚い)。そこかいくぐって届いたデータパッケージであるから、家の中10メートルくらいパケット飛ばす程度で劣化が生じるとはおよそあり得ぬ。「データ」(届けばいい)の階層と「オーディオ信号」(ジッタを嫌う。確固たるゼロ電位を要求する)の階層、よく考え、不必要な投資をされませぬよう。

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