鉄道の日
1号機関車「やえもん」@鉄道博物館。10月14日は明治5年新橋-橫濱(現在の桜木町)間17マイル36チェーン開通に基づく。
当時約50分を要したという。仮開業品川-橫濱がノンストップ35分であったというから、最高速度は40km/hといったところか。今年はちょっとスピードにスポットを当ててみよう。但しあまり細かく見ていない。
明治22年新橋-神戸間全通。376マイル31チェーン=620キロを22時間。
明治42年「最急行」登場。12時間50分。
大正3年東京駅開業。
昭和9年超特急「燕」東京-神戸8時間37分。この列車を走らせるために現行の幹線級レールのスタンダード「50kgレール」が八幡製鉄所で開発されている。
(「燕」の勇姿。西尾写真他。「鉄道ファン」2004年5月号)
この8時間は戦争の混乱もありしばらく速度のレコードだった。本格的に短縮化が始まるのは昭和31年の全線電化になる。「つばめ」が東京-大阪7時間30分。95km/h
昭和33年電車特急「こだま」登場。東京-大阪6時間30分。110km/h
そして新幹線の登場となる。昭和39年「ひかり」東京-新大阪4時間。
昭和40年11月「ひかり」3時間10分。210km/h
昭和61年「ひかり」2時間56分。220km/h
平成4年「のぞみ」発進。2時間30分。270km/h
2007年N700系。車体傾斜システム採用で2時間25分。270km/h
そして2015年春。N700系の速度向上(285km/h)で3分程短縮されるそうな。
100年で速度7倍。時間1/10。もちろん新幹線開業自身が大きなイノベーションだが、その新幹線の所要自体45分縮まったというのは空恐ろしいことなのかも知れない。
そして昨日から今日にかけて、新幹線電車がついに北海道へ搬入された。
走るために。
新幹線のイノベーションはまだ続く。
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