ソニー新製品聞きかじり
★この記事は2014年10月に作成
名古屋随一繁華街、栄に出たついでにソニーストアで秋製品を聞きかじる。娘誕生日用ウォークマンAは予約したが音はどうか←順番が間違っている←購入後レビューはこっち
●ウォークマンA
「最終バージョンではない」と注意書きシール。ノラ・ジョーンズ、マイケル・ジャクソン、リンダ・ロンシュタットと、自分のZX1に入れてるのと同じ音源があるのでガチンコ勝負。イヤホンはEX1000。
ネットの試聴感想で見られる「低音不足」は特に感じない。ZX1比バランス良く一回りこぢんまりスケールダウン。「重さ」や「刺さり」はない。少し雑かな?という位。きちっとしたイヤホンならきちっとした音を出す。MJ「Xcape」は意図してズンドコに作ってあるが、良く制動を効かせてズンドコ鳴らす。
●MDR-1A
すかすか。腰砕け。但しオレが普段聞いてるのがドンシャリディスコサウンドだからかも知れぬ。そういう音源には向かぬ。
●Z5
正統派どんしゃり。ハイレゾは高域引っ張りたいのだが、引っ張るとスカスカになる。応じて低音強化が必要。補うと得てしてドンシャリ。だがこいつはバランスがとれている。やり過ぎると下品だがギリギリ。EX1000がぶっ壊れたら買ってもよい。
●MDR-Z7(+PHA-3+MUC-B20BL1)
ZX1にポタアンA3とバランス接続ケーブルを繋いだ「極上リスニングセット」と称する組み合わせで展示。お値段総額17万6千円なり。
HiViの麻倉さん褒めてたが、結論から言うとこの組み合わせでは「刺さる」。女性ヴォーカルサ行やチ・ツの発音が針のように刺さるのだ。過渡特性頑張ろうとして波形に追いつけないとこういうことになる。本当に動きの速いコンデンサ型ではこうはならない。シルキーで上品、かつスケールの大きな音だけにちょっと残念。普通にアンバランスでウォークマンに挿してみたいがデモ機なし。これではCD900壊れても買い換え対象にはならんぞよ。ちなみにアナログのハイレゾ起こしをこいつで聞くと、元音源の限界・境界・消えなかったノイズをハッキリ聞くことが出来る。
●MDR-10R
バランスがとれている。A10でも無理なくドライブできる。コストパフォーマンスは高い。いや「ちょっと高いヘッドホン買ってみたい」ってならとても良い製品だと思う。きっと満足できる。量販店で1万3千円くらい。自分クリスマスにどうですかい?
●総括
A10は良い。なお、A10に挿すイヤホン・ヘッドホンは特に「ハイレゾ用」である必要はない。むしろ今お使いのキカイで比較した方が違いがよく分かると思う。
ヘッドホンは作りに迷いがある感じ。ハイレゾを「っぽく」出そうと思ったら、30~40kHz俊敏に動きたいが、大きな振動板で俊敏に、は相反する要素。軽くすれば動くのだが、すると今度は低音で割れる。畢竟アンプのパワーでねじ伏せることになるのだが、今度は鼓膜がオーバードライブされる。ヘッドホンもマルチドライバ積むかね。
同軸2ウェイという手もあるで。
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