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2014年11月 6日 (木)

ウォークマンA NW-A10(A17)・レビュー【ハイレゾ音源再生】 #walkman

●導入の背景

自分がZX1に乗り換えたので前機「NW-A857」を娘に下ろしたのだが。

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割りくさった。

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なのでわずか3年足らずではあるが後継、である。ウォークマンA10(NW-A17/64GB)。娘は現在小6でハイレゾ機が相応か?という議論はあろうが、自分と音源統一できるし、最も耳の感度のいい時だからこそ、という思いもある。なお同時にイヤホンも調達してXBA-A1としたが、ゴッチャになるので別々にレビューする。今回はウォークマン本体(A1はこっち)。

●選択の経緯・デザインと操作性

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基本的にハイレゾ音源ある場合そっちを使うので、容量も今後を考え64GB、A17とした。女の子が使うので、色を優先しSDカードで補填、という選択肢もあったのだが、娘は典型的なメカ弱女子、ということで、極力面倒くさいを避けるため最大容量とした。ちなみに前にも書いたが、オーディオ機器はマニアックの度が進むほどデザインもカラーもメカメカしくなってしまい、女性が持つには硬質になるのはどーにかした方が良い。なお、銀は娘の選択。操作そのものはA系S系慣れてる方はそのまま移行できる。F8やZX1持ってるとつい画面を押すw

●設定等

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箱から出して日時設定、出力先イヤホンの指定など。あとは何もしていない。プレイリストは作ってあったので速攻PC接続してMediaGoでダビングGOである。25GBを40分くらいで転送した。

なお、外観等の説明をしておくと、横寸はA857より1ミリほど狭く、逆に厚みは0.5ミリほど分厚い。筐体はプラスティックで、ツメで触るとカサカサ言う。オールアルミのZX1に感じる重さ、冷たさに比してチープ、になるが、比較すればの話。面構え自体はクールである。マイクロSDメモリが増設できるのは既報の通り。ストラップ用ホールあり。

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めいどいんまれーしあ。ZX1と同じ。では音質評価に行こう。イヤホンはMDR-EX1000である。他の出力や意地悪テストは最後に。

●ハイレゾ系音質

新品状態ということを断ってレビューを書く。ハイレゾで娘と共有の音源は「Kalafina」およびmoraプロジェクトの新人さん「Shiho Rainbow」。後バレエ習っているつながりで「白鳥の湖」(組曲版にアソート)となるが、音質確認のため、ハイレゾデジタル直録り音源

・「バッハ・半音階的幻想曲とフーガ/セルゲイ・エデルマン」(ピアノ曲)
・「渡辺香津美/GRACIM」(ギター)
・「ドヴォルザーク・バイオリン協奏曲53番/ムター(バイオリンソロ)&ベルリン・フィル」

を一時的に放り込んだ。なお、いずれもZX1に入れて持ち歩いている。

・バッハ(96kHz/24bit)
カリッとした音で好感。弾いてるセルゲイの息づかいとかも録音されているのだが、ちゃんと出る。ペダルを踏んで流れる音の美しさは「これだ」と思わせる。ZX比少し「丸い」(鋭さが無い)のと、スケールが少し小さくなるが、ハイレゾの隠れた特徴(?)微弱音の美しさは存分に発揮。

・渡辺香津美(DSD→176.4kHz/24bitにエンコード)
自宅スタジオでDSD録音してそのまま配信レベルに作れちゃうという世界的ギタリスト。
まずバックグラウンドノイズの少なさに起因する深々とした音場感が印象的。応じた音量ぶっ込む必要があるが、イヤホンでここまで出せれば充分。相性の高さを感じる。
ギターの太い弦の太さ、すなわち量感の表現はZX1に一歩譲るも、倍音三倍音と乗って行く様は鮮やかに。

・ドヴォルザーク(96kHz/24bit)
ドーンと音場広がって欲しいオーケストラ楽曲なのだが、ここは流石にZX1とかなり差が出た。情報の多さ、そこにアンプがついて行けるか?が物を言うので、音数が多いと描き分けにあと一歩。バイオリンソロもリアルに出すが、超高域が少し苦しげ。EX1000使ってるせいか?だが、一昔前までDAPでオケとかアホちゃうかというレベルだったのだ。それがこうしてレビューが書ける堂々たる鳴りっぷり。

●CDフォーマット系音質

ジブリ、プリキュア、五條真由美、うちやえゆか、Perfume、いいくぼさおり、及びJpopアソート。flac形式。

・うちやえゆか「まかせて★スプラッシュ☆スター★」
このブログではリファレンス。本人の生声を知っている。サ行の発音で実力は大体把握できる。
結果いわゆる「刺さる」ギリギリ。これはイヤホンをある程度以上にしないと機体の「真価」を取り出せないことを意味する。逆に言うと真正面から高音質化に取り組み、その成果が出ていると書ける。黄金のピラミッドバランスでブリリアントに光り輝く。

・ジブリ「テルーの歌」
さて娘用なのでいつもと違う楽曲が出て来る。まずこれは声帯の震えが見えるようである。徳間系に多いバックトラックが少しモヤッとしているのも描き分ける(この録音は好きじゃないぞ)。

・Perfume「チョコレイトディスコ」
ドンシャリのコンプレッサ目一杯。同じく録音は好きじゃ無いぞ、なのだが「やかましい音楽」がきちんとプレイバックされる。エレキメインだからしょうがないっちゃしょうがないのだが、盛大にぶっ刺さってくれる。娘にはボリュームを充分に下げてからオフするクセを付けさせないとならない。

・いいくぼさおり「ベランダでボー」
丁寧に録音された成果を聞くことが出来る。くっきりハッキリな声はソフィスティケートされた機体と良く合う。なお、町中でこの人のライブ予告を見かけたならば、一度出かけてみると良い。声の力という奴を聞くことが出来る。

●圧縮系音質

・千本桜(初音ミク/黒うさP)
こんなガチッとしたミク初めて聞いた。ただ輪郭がグズグズになっているのも描き出してしまう。「音を聞く曲じゃ無い」と言われればそれまで。

・JUVENILE!!!(ハナエ)
アップル形式特有の「ちょっと丸くて食い足りない」特質を良く表現。DSEE HXを使うと上手なメレンゲという感じになる。iTunesで落とした曲が多い方はDSEE積極的に使うと良い。

●その他

①無音
かすかに「スー」と聞こえるだけでほぼノイズレスである。よく頑張った。

②USB用DAコンバータでコンポに送り込む
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動くぞ(ifi Audio nano_iDSD)。このことはアンシンクロのDAC持ってると、手軽で大容量のデジタル送り出しに使えることを意味する。電池の持ちは考えちゃいけないが。

③MDR-CD900STを駆動
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本体より変換コネクタ+プラグの方が長いという。今回最も厳しい条件。残念ながらインピーダンス63Ωの900STでは低域が苦しい。大きなインダクタンスを駆動するには限界が垣間見える。ヴォーカルものはまだ良いがオーケストラなど「ざらつき」が感じられる。アンプの出力値はZX1(15mW+15mW)と似たようなモン(10mW+10mW)なので、回路の差、瞬発力、となる。

●まとめ

①「ハイレゾ入門機」という位置づけ。しかしいやいやどうしてストレートど真ん中本格派。
②イヤホンをグレードアップする楽しみ、ハイレゾ音源の「へえ~!!」が存分に楽しめる。
③ヴォーカルもの得意のピラミッドバランス(別の言い方すると低域高域ムリしていない)だが、アコースティック鳴らして心地よいので、「ちょっとはジャズやクラシックも」というアナタに好適。イヤホンから始めてもいいじゃん。
④筐体小さく自己主張控えめなので女性にもぜひ。バッグの中にはひと味違うウォークマン。分かる人には分かる。それでいいじゃないですか。スマホみたいに見せびらかすモノでなし。かっこいいぞ。
⑤「ZX1は高い」OK、A10に来なさい。「F880と比べてどうなの?」タッチパあんどろに価値を見いだすならFへどうぞ。音さえ良ければというならA10ウェルカム。

バランスの良い万能機と感じる。「ZX1と比べると~」みたいな書き方出来るが、単体でどうよ?と問われれば良いと答える。ZX1を聞き慣れているからこそ感じる差。ハイレゾ音源は「入れなくてはいけないもの」ではない。ただ対応していることは大きなアドバンテージ。それよりもCDフォーマットの楽曲きちんと描く。ここに感心した。雲の上に続く階段を見ている印象。登るかどうかはアナタ次第。

悪いこと言わない。どうせ持つなら分割払いを組んででもコイツと、1万円クラスのイヤホンを。そして機体素のママでもイイし、ケースや保護シートでデコレーションして伴侶としてドレスアップもまた一興。

正統派ベーシック、ウォークマンAシリーズ、ハイレゾ引っさげここに再誕。

小さいが、アナタの生活を豊かにしてくれるキカイだ。

(2015年6月追記。この機体は盗難に遭ったため、これ以上の追加報告はできません)

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