やっぱり鉄が好き
今回の出張行、帰りは文字通り「飛んで帰れ」と提案したのは自分である。
「新幹線-新幹線は思ったより辛いからやめときなはれ。東京駅の改札くぐるとまだ100分あるんだぜ?」
んが。
実はヒコーキ自分がダメである。「新幹線の方がよっぽど怖いがや。いっつも揺れとんだに。あんな細いレールで信じれんわ」それは認める。ただこれは言わせて欲しい。
新幹線は「縦に」揺れない。
ボンバルディアDHC8-Q400。雷雨を突いて空港に着いたらこいつである。中部空港セントレア行き。小牧行きもあったようだがどっちにする?とは聞かれなかった。まぁFDAのジェットはエンブラエル(ブラジル製)なわけだが。
さてペラ機は2歳か3歳の頃に乗ったきりである。まずとにかく空調がうるせぇ。
『本日は全日空……』
ゴー。
あに言ってだおめぇ。
そして一旦照明が消えてペラが始動。
『航空機混雑により出発が15分……』
ゴー。
ブォー。
雷を突いて、と書いた。大いに揺れた。ヒコーキの揺れは3次元である上に先が読めない。そも気圧が低くて気持ちが悪い。
『先行機が10分から15分ほど揺れに見舞われ、当機も……』
ゴー。
ブォー。
19時49分。
長野県上空だったように思う。
ようやくベルトランプが消え、ドリンクサービスが始まり、隣のスーツ男性氏が紙コップを手にした時だった。
ごすん。
機体がステップダウン。
しゃがんでジュースを注ごうとしていたスッチー、失礼CAのねーちゃん←一緒やないかい
浮いた。しゃがんだままジャンプして欲しい。まさにそれ。さすがのCAお姉様も表情が変わる。
そしてジュースは水玉になって宙に舞った。慣性の法則と表面張力の威力とアインシュタインの原理いっぺんに体験。宇宙遊泳の訓練用に飛行機急降下利用するのテレビで見たことおありであろう。まさにそれ。
但し1秒だけ。
ジュースその隣席氏と前席氏にバッシャと降り注ぐ。見よ、新幹線で突如後ろからジュースぶっかけられることはあるまい。
「大丈夫ですかあ!?」
以下、拭きます気にするな済みませんのペコペコ合戦とベルトランプ消しません誰かケガしていませんかのスタッフジタバタ。
1時間の空の旅まんじりともせず。
ガタッ。ユサユサ。
みしっ。
ブォーーーーーーーーーーーーー。
・・・。
ブォーーーーーーーーーーーーー。
待てコラなんで今一瞬静かになった。
『着陸態勢に……』
もういい。ハヨ下ろせ(T_T)。ちなみにウォークマンA857はヒコーキ出張のノイズキャンセラとして活用決まり。EX1000もCD900ST+YAXYイヤパッドもヒコーキの轟音には風前の灯火。
名鉄空港特急ミュースカイ。初の中部空港だし元々ネタで乗るつもりでいたが、真剣に金山までちょっと落ち着いて座りたい。
(LEDのブルーは空を意識した演出。空港到着時だけ青くなる)
がたんごとんがたんごとん。うう、懐かしい響きとリズム。落ち着く。そして安心できる。電車ばんざい。鉄ヲタでイイ。
ちなみにこいつは常滑に止まらないので今回出張行自分の実家も妻の実家も止まらずスルーしたことになる。ヘンな記録として残しておく。
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