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2014年11月15日 (土)

文系的活動総括

三十一文字が活字になって毎月出ているわけだが。

まだ脳内で「生成システム」として確立された感じではない。別ブログのように放っておいても出て来る小説とは訳が違う。

最も小説と同じ部分が動いて短歌に結実することもある。むしろこれまで詠み捨ててきた物は全部それ。ただ年に一度二度感応するかどうか。逆に言うとトリガとなる場面やシチュエーション…印象に残るワンシーンが無いとならない。

だから定期的に一定数とか、テーマ付け(題詠)となると小説エンジンに頼っておられぬ。更に言うとひねくれた性分であるから、普段ココに書いてるような無駄知識存分に活用して「短歌っぽくない」要素持ち込みたい。かと言ってお題が「金」だからと半導体素子配線に用いる金線を持ってきたところでマニアックすぎて誰にも理解されない。

Tw1

(もちろん、糸巻き一つでえらいお値段である。が、工場の隅にゴロゴロ転がしてある)

一方でネットが情報インフラになった以上、生きて行く上で関連知識が理解できないとならない。一つ前の記事で暦を扱っているが、往事暦を立てることは天文の知識を駆使したハイテクそのものだった。古今集の一発目を引く。

年のうちに春は来にけりひととせを 去年 ( こぞ ) とや言はむ今年とや言はむ
(ふるとしに春たちける日よめるby在原元方)

場合により十二月なのに立春が来たりするからこういう歌になる(年賀状に「新春」と書くのは、立春が大体一月一日になるように設定されているからである)。ちなみに個人的にはこいつを歌集の一発目に持ってきた選者のセンスに感嘆を禁じ得ない。短歌のベースは恋や季節の風物を織り込むことであるから、春夏秋冬の順に並べるのはオーソドックスな編集法、であろう。が、その一発目は「新年まだ来てないのに立春だっておw」である。「五感が感応する歌を」とは塩尻短歌フォーラム(2013年)の総評で聞いた話だが、比してこの歌は五感のドコにも掠りもしない。言わば「情報」だけの歌である。それを一発目に持ってくる。先取の気鋭がないとこうはならない。

今後短歌がどっち向いて走って行くか知らんが、季語など束縛も無いのでシュールだったり理系だったりエレクトリカルでトランシーな…そう、音楽でも見られたムーブメントが三十一文字に降りてくれば、面白いかなぁと思ったりしている。

さて作るだけ作ったので一晩干して見直して違和感なければ提出としよう。

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