JR2015年3月改正ダイヤを見る
「さてはネタがないな!?」
実際銀行行って線路いじっただけじゃネタにならんし。
●目玉
・北陸新幹線金沢開業
・東海道新幹線285km/h運転
・「上野東京ライン」開業
●しょんぼり
・トワイライトエクスプレス/北斗星運転終了
・房総特急大幅削減
●微妙
・糸魚川-新潟間の処遇
今回はここから房総特急と直江津-新潟を取り上げたい。
1.房総特急大幅削減
・「あやめ」廃止。「さざなみ」短縮(君津止まり)
ん~。何で戦わないかなぁ。グリーン車のサービスを手厚くするとか、指定券値下げするとか手はあろうが。多摩地区まで走るとか、横浜・鎌倉・横須賀まで走るとか。
佐原は旅行地としては実は近場で渋いのよ。変にウケ狙いの観光地化してないのがいい。香取・鹿島の両神宮はもっと掘り起こして良いはずだし、最近のJR東日本は客目線が足りない。
2.糸魚川と新潟の間
端的に言うと実にややこしいことになった。
・現、北陸本線と直接接続する北陸新幹線駅は「糸魚川」
・直江津に至近の新幹線駅として「上越妙高」が出来る(現・脇野田)
・北越急行の対応
元々上越新幹線から直江津・北陸エリアへのアクセス改善を図ったのが北越急行である。
このうち「北陸」エリアを完全に持って行かれるので、直江津とこの地図のエリアで勝負しないとならない。ただ、人口という点では苦しい。そうした中「超快速スノーラビット」は、どこぞのサイトで「刺客」と評されていたが、ほぼ、直江津ピンポイントで対東京輸送を奪おうという目論見だ。途中十日町停車のみで越後湯沢まで60分で持って行く(現在の特急車681・683はJR西に売ってしまうので一般車両で走る。最高速度110km/h)。
【東京→直江津】
東京7:48「とき305」→越後湯沢9:08/9:17「スノーラビット」→十日町9:42→直江津10:14
(北陸新幹線 東京7:52「はくたか553」→上越妙高9:44/10:07普通→直江津10:22)
湯沢→直江津1380円。高架線路をこんこんとぶっ飛ばすのも一興。
で、新潟-北陸である。「新幹線基本計画」では、この間も新幹線を作ることになっていた。その限りなく可能性低くなった代わりが北越急行なので、なおさら確率は下がってしまった。現下、特急「しらゆき」を走らせ、上越妙高で(つまり直江津から内陸へ入って)接続を計ろうという動きである。ちなみに新潟県下の信越本線と上越新幹線の接続駅、長岡から糸魚川間の現在「みどりの窓口」のある駅を挙げると
来迎寺/柏崎/柿崎/犀潟/直江津
となる。まぁ一般に用途先は「東京>大阪」であろう。すると長岡経由上越新幹線、あるいは上記北越急行経由の方が現実的なのではないか。「しらゆき」は新幹線-新幹線間のエリア内連絡列車の意味合いが強くなる。「大阪から列車で新潟」はチト苦しい、どころか、東京経由で新幹線乗り継いだ方が早い。
【大阪→新潟】
大阪→金沢「サンダーバード」2時間半/金沢→上越妙高「はくたか」1時間/上越妙高→新潟「しらゆき」2時間(計5時間半)
新大阪→東京「のぞみ」2時間半/東京→新潟「とき」(速達タイプ)1時間40分(計4時間10分)
飛行機(伊丹)1時間10分
JR両社・えちごトキめき・北越急行・沿線自治体は、対東京、対関西の基本アクセスパターンを確立した方が良いように思う。このままでは中途半端だ。欲を言えば快速列車を充実させ、新幹線相互を結んで地域利便性を確保し、新潟-大阪の直通客向けに特急列車を運転、になろう。にしても、2回の乗り換えは避けられず困ったものである。
ちなみに、外から目線のようだが、実は名古屋からこの辺アクセスする場合も実に悩ましい。「しらさぎ」+北陸新幹線?「しなの」で長野経由?東京で新幹線乗り継ぎ?
どれでも行けるがどれも微妙に時間が掛かる。
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