日本はHな国だHで攻めて国を立てよう
H。
Hydrogen(ハイドロジェン)。
水素。
エネルギとしてゆんゆん活用しよまいという話。え?話が違う?おかしい、何か勘違いを誘発する書き方をしたであろうか。
(わはは。フォントレンダリングの関係で上下が削られるんだと)
●燃料電池
この人出てきてだいぶ知れ渡ったと思うが、水素+酸素=電気エネルギ+水にて電気を取り出し、使用する。この水素+酸素の「電気化学反応」を行わせる機構を燃料電池という。
(出典)
酸素は空気中のものを使う。水素だけ積めば良い。排出されるのは水。地球環境に負荷となるモノは一切出さない。難点は水素沢山積むには高圧にせざるを得ないことで、その安全設計がキーポイントだった。トヨタのこれは炭素繊維を使うなどその辺がんばった。
もちろん、クルマだけが能ではなく、ローカル、分散電源として大いに使える。まぁ、何とかなんじゃね?
●水素エンジン
水素と酸素をフリーで出会わせると爆発的に燃焼する。
小学校で実験した方は多いと思う。オレはフラスコの口に直接炎かざして大爆発させた★絶対にマネしないで下さい。死にます。
(出典)
適当にコントロールして現行の内燃機関・エンジン動かそうという企みがこれである。マツダがご自慢のヴァンケル機関、ロータリーエンジンで実証走行に成功した。現在は官公庁向けにリースなど試用段階にある。燃料電池は電気作ってから後ろは完全な「電気自動車」そのもので、比してこちらはエンジンという現在の自動車の原理を受け継ぐ。メカニカルなフィールゆえの需要はあるだろう。
●核融合
こっちは核反応である。超高温(1億ケルビン)で重水素(陽子2中性子1)とトリチウム(三重水素:陽子3中性子1)を融合させ(ヘリウムが出来る)、莫大なエネルギを取り出そうというものである。一般的な原子力発電であるウラン核分裂の3倍のエネルギが取り出せるという。熱は発電に用いることがまず有力。但し、核融合発生条件の維持、トリチウムの製造に難があり(原発の原子炉或いはそれこそ核融合で生成される中性子をリチウムにぶつけてトリチウムに変える)、実証・実用化は21世紀の人類の課題。
●水素自体はどうする?
燃料電池用では、化学プラントで反応中に出来てしまうのを回そうとする方向で動いている。こいつらは主目的の化学物質の言わば副産物なので「水素を作るため」の新たなコストは生じない。また原子炉の内部でも出来ることは図らずもフクイチの水素爆発で明らかな通り。他には食塩水の電気分解(燃料電池の逆の反応)で取り出せるほか、
(出典)
「光触媒」などというものも開発途上にある。これは簡単には水の中に放り込んで太陽光線を当てれば良い。ここまで来れば太陽と共に生きる文字通り日の本の国ニッポンである。これも部材の生産自体が面倒くさいだけで、触媒作用を持つ部材自体は見つかっているので、あとはカネだけの問題である。
(同)
Hが日に綺麗に繋がったところで今日はここまで。
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