いずれどちらか動くのだろうが~2月6日徳島県南部の地震について~
「そういやおんどれこいつ扱ってないな」
いろいろ理由があって。
・南海地震の前兆か?→1946年を始め、南海地震に「前震」の例は無い
・中央構造線が動く?→この地震だけってことはないだろ
メカニズム解が「横ずれ」なので、中央構造線の運動方向とは親和性があるのよ。
一方、南海地震に絡むのであれば、
こういったような上下方向の動きが捉えられるはずで。ここらはGPS使ってリアルタイムで追っているので、捉えておればギャーギャー大騒ぎになっているはずで。
「何かの前兆」と結びつけるのは早計であろうと。
中央構造線は7000万年ほど前に成立した、今はもうマントル下に沈んだ「イザナギプレート」の活動に伴って出来た断層で、現行似たような潜り込み運動中のフィリピン海プレートは3000万年前くらいから接触が始まっている。従って中央構造線自体がフィリピン海プレートの運動で動くことはない。ただそこは古傷なのでひずみを受けると動きやすい(活断層)側面はある。深溝と一緒である。あまりこいつを震源と捉えると恐らく真実を見逃す。
時々起きてる。なお、1955年震源の近傍では、1789年M7.0(寛政元年の地震)も起きている。
しょっちゅう起きてて時々デカい。
これひょっとして単純に「グーテンベルク=リヒター則」に乗ってるだけちゃう。
あまりビクビクしないこと。
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