【ハイレゾ音源再生】ウォークマン小ネタ2題
●ハイレゾ・オーディオ対応ウォークマン専用クレードルBCR-NWH10
・・・長ったらしい品名。
・購入目的
娘用に「A10」をあてがった話は前に書いたが、別途義父宅(妻実家)から引き取ったミニコンポがあって、オーディオ的に満足行く形で接続したいと考えていた。対しA10では以下の問題があった。
①アナログ出力
・「ウォークマンポート」からアダプタを使った出力ではダウンサンプリングされる上、出力電圧が低く、充電が出来ない。
(こおゆうヤツ。オヤイデL5。量販店でも取り扱いあり)
・イヤホン出力では充電は可能だが、出力電圧が低く、最大にしないと実用にならない。すると今度はボリュームを下げ忘れ、イヤホンをフルボリュームでドライブする危険が生じる
②デジタル出力の場合
変換ケーブル「WMC-NWH10」を使ってデジタルで吐かせれば、USB入力DAC「nano_iDSD」が反応してDAコンバートしてくれることは判明している。音質・出力電圧とも充分だし、384/32・11.2MHzまで追従する。ウォークマンの192/24は朝飯前。ただいかんせん使用中はA10の充電できない上、電池消耗著しく、数時間しか持たない(しかし例えば192/24ってそんなに電力食うのか?トランジェントが悪くてスイッチングロスがデカいんちゃうんけ)。また、DACは電源をUSBで取るので、そっちはそっちで充電してやる必要が別途生じる。
・USBでデジタル吐き出しつつ、自機充電と下流機器充電同時に出来るヤツないのけ?
コレが欲しかった。そしたら出た。首記クレードルである。
①充電しつつ中のPCMをUSBに吐き出す
②パソコンとも接続し、スイッチで切り替えればデータ管理に使える。
発売日2月14日だが15日にソニスト名古屋に行ったら在庫があったのでお持ち帰り。会員割引とクーポン使って何千円か安くなった。
箱一式。
あのねぇ、本体とアダプタだけなのに何でこんなに大仰なハコ要るの?しかも大して技術的に高度なもんが入ってるわけでもないのに。無駄コストちゃうん。
しかもOSコンのPWBとか。あのねぇ、MHzのデータだよ。トランジェント特性大丈夫なのこの人。セラコンでサクサク出した方がいいような。まぁ所望の機能は持っているのでヨシとする。
ZX1との接続OK確認したのでいよいよA10である。
ACアダプタを繋ぎ、iDSD接続するとすぐ充電開始。良さそうだ。機械セットして再生ボタンポチッとな。192/24まで楽にクリア。音圧も充分。充分ハイレゾの音がする。CDを上回る。大体このコンポバイアンプ接続でツイータを独立ドライブするけったいなヤツだが、伸ばした高域が効果アップと判断。これは、「機材が古いので…」という方に、PCとこの手のDACで新たな地平を切り開く可能性を意味する。当初DDCとして我が家に来て、操作性のワンランク煩雑さから中々「本職」を持てなかったiDSD氏、ようやく安住の地、のようである。これだと車載で駆り出すかも知れない。ちなみにiDSDの出力アンプはヘッドホン駆動を念頭にしてあり、比してインピーダンスのクソ高いライン入力なんかスムースでクリアに仕上がる。大事なことなのでもう一度書くが、似たようなコンポお持ちなら確実にワンランク音質上がるのでオススメ。
A10。クレードルとiDSDの力でポータブルサーバに収まる。しかし、装着時チト扱いづらい。
収まって・・・いるか?
●ウォークマンZX2
↑クレードルついでにデモ機聞いてきた。音源は自機にも入れてある宇多田ヒカルとかノラ・ジョーンズとか。
負け惜しみでなくZX1から買い換えて刮目する…というものではない。高域が大人しくなり、されど楚々として細かいところは描いている。そんな感じ。アンプ部が基本的に同じなので音色も同じで当然と書ける。しかし何で14年末の製品なのにパワーアップとDSDネイティブ再生対応しなかったかね。ハイレベルのラインアウトも付いてないし。
(おいおい V=√(0.015×16)=0.489V…CDのラインレベル2Vだぜ?なお、この辺の文句はオーディオフェスタのソニーのアンケートに書いてきた)
これからハイレゾ機を購入予定で、そこいら気にせず、しかも応じた予算があるならどうぞ。ちなみにずっしり重い上、片手で取り回すにはデカいので要注意。片手持ちするとボリュームのハードキーとか苦しい。
自分も含めてZX1持ってて懊悩に苛まれている方には、12万どうやって絞り出すかよりもポタアン追設をオススメする。上記iDSDなら音はそのまま出力130mWあってインピーダンス高いヘッドホンでもドライブできるし、A3でバランス噛ましてもイイでしょう。オンキヨーやパイオニア、まさかのOPPO参戦やZX1アタッチメント前提の「THE Glove S1」(仮称)などあり、むしろ好みの音を探す楽しみ増えるのでは。ただ、どれ加えてもパワーアップ以外では音色傾向の好き嫌いを越えるモノではないことはご認識を。192/24解像出来る時点で応じた底上げは出来ているから。
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