名古屋を観光地にする方法
ねーだろ←おいおい
・集客ランドマークが無い
・公共交通(鉄道)のネットワークが薄くよそ者がとっつきにくい
むしろ「グルメ」で売った方がいいのでは?
名古屋市のみならず、瀬戸や常滑など特徴ある周辺も加えた方がいいのでは?
端的に言うと、「名古屋じゃ無いと見られないもの」がない。
まず寺社仏閣の欠如。熱田神宮、以上。と違うか。最も神話系の知識ゆんゆん持ってれば1日いても足らない場所だとは思うが。大須観音や覚王山では「これぞ」という感じの建造物、やまとで雅なもの、ないだろ(あくまで見るモノとしてだけ考えた場合)。
テーマパークが無い。名古屋城に徳川園。でも「そのためにわざわざ名古屋へ来るか?」と問うと弱いだろう。徳川園は地道に渋いイベントしてるが
小中学生俳句大会とか。「大規模集客」は考慮していないこと明らかである(短歌俳句でギッシリになったら凄いが)。さりとて「リニア・鉄道館」「トヨタ博物館」……1日遊べるほどの展示量はない。トヨタはこの辺もう少しハードコアになって欲しいし、博物館への足も弱い。前も書いたがリニモとセットで「他に無いもの」たりえるのだが、高い・遠い・乗り換え必要と障害の方が多い。東山動物園、目玉はコアラ、でも東京に既にいる。
街区。大須電気街は独特。但しアキバ・ポン橋同類の域を出ず「名古屋じゃ無いと」では決してない。
古い名鉄の資料を見ると、「犬山や長良川日本ラインで遊んでいただいた後、三河湾国定公園で一泊」をモデルケースに描いている(「日本ライン」は欧州のライン川観光をモデルとした、の意味。日本アルプスという物言いと同じ)。明治村を犬山に作ったのはこの流れだし、特急が豊橋-犬山を走るのもこの戦略に沿ったもの。が、その三河湾国定公園が集客力あるか、景勝地があるかと言うと。
(県のサイトだけあってもなぁ)
断層見物に出かけた三ヶ根山は海沿いの高所で、てっぺんから見晴らし良いのだが、そこに富山湾みたいな峻厳な山容との対照、三保の松原みたいな富士山ドーンといった特徴があるわけでなく。
良く書くが、観光は「元々そこにあるステキ」を見に行く行為であって、出来合を据え付けて「そこにあるステキ」にはなりえない。レゴランドもSLも大いに結構勝手にやって、だが、根本的・恒常的な吸引力としては苦しいだろう。ただ、パーク自体は200人都市圏で運営自体は回ると思う。
名古屋は戦争で焼け野原になった結果、歴史的なものが失われた上、「自分たちが住む街」を前提に、しかもクルマ社会向けの構造にした。自分たちの仕事と住処と移動が第一で「遊びに来てもらう」街作りではないのだ。実際万博開いてドーピング的に人は来たが、観光客としてこれっぱかしでも定着したとは聞かぬ。で、またぞろ観光客誘致を~とぎゃーぴー言っているのが昨今である。このことは多分、他の「観光立脚都市」との差違に行政や観光担当が気付いていないことを示唆する。名古屋だけ見て「なんで?」で止まっているのではないか。
名古屋オリジナルを「でっちあげる」んじゃなくて、掘り起こして集めようぜ。ちゃうけ?知事さん市長さん。
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