好きこそものの上手なれ
「期末試験」なんだが。娘勉強しているソバで模型の電車動かすとか、ライブ行って遊んでくるとか、流石にちょっとなぁ。てなわけでクラシックコソコソ鳴らしながら、或いはヘッドホンでガンガン鳴らしながら、まぁこの記事のようなことを考えている。すなわち、
娘さんやっかいなのは「社会」である。「好きこそものの上手なれ」と申しますが。
逆もまた真なり。即ち嫌いは下手くそ。
地球の構造がこうでドコにどんな大陸があって国と海があって、地勢に応じた気候と特質があって、どんな歴史をたどってきたか。オレは小学校6年分、おもしろがって図鑑や本を読み、積み上げてきた。
それを娘は中学入ってほぼゼロから強制的に詰め込まねばならない。やり方を見て、少し質疑をしてみると、「地勢に応じた気候と特質があって、どんな歴史をたどってきたか」これがリンクされてない。すなわち、イスラームはアラビア発祥で応じてコーランはアラビア語で書かれており、中東で広がった。なのだが、仏教キリスト教イスラム教、であり、イスラム教はコーラン、であり、イスラム教は中東に広がっている。という「3つの事実」に分かれているのだ。で、別途地図のこの辺が中東、という情報が存在している。
彼女の中で「体系」が確立していない。
体系が出来ているヒトには「何でこのくらいのことが判らないんだろう」となる。体系が出来ていると、不明点があっても他からの類例推測で穴埋めが効く。例えば「ニュージーランドが西岸海洋性気候」であることは、緯度と海流が判れば類推できる(「西岸」というのはあくまで北半球目線である)。
じゃぁ体系的に教えればいいかと言うとそうでもない。個々の情報の相互連結で組み立てられるのが体系なので、例えばまずは地理の理解を深めるとか、何か一本、ベースというか大黒柱が要る。だが、そうやって構築して行くには時間が必要で「毎日せめて今日やった分の教科書読み返す位はしとけ」だったのだが。重要度と大変さは身に染みないとワカランか。
比して彼女の学習態度はまだ甘い。されどワーワー言うと泣く。一つ言って置くが女性のこの「泣く」というのはやめた方がいい。そこから先へ進まなくなるからだ。壁に当たってその次どうする、が出来なくなる。
甘えであると捉えられると認識した方が良い。
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