東京価値観
東京駅。
通るとなる度妻子が目をきらきらして「スイーツ」なのだが、広大な地下空間で繋がった近辺の店に関する限り、1年以上続いている「スイーツ」にハズレはないと見て良い。
(14juillet/きゃとーず・じゅいえ、と読む)
自宅用であれ、手土産であれ、相応のクオリティは得られる。「ココじゃないと買えないモノ」は往々にして冒険になるが、まぁ間違いは無い。値段は人数×1000と見ておけば良い。ああ、銚子の濡れせんべいは八重洲側だ。
自由通路を行くとネットでウワサの「水」の看板。女性の美肌と健康のため、が商品名の由来だそうだが、その名の故におっさんが買って行く事例が多いとか。ちなみにこのエリアには「酢」の専門店がある。各種フルーツビネガーをショットバーよろしく立ち飲みでおるのである。
とか、ニヤニヤしながらツイートしてたら、なんだおい、いきなり猛烈に臭いぞ。
細い通路でホームレスさんがちんちん丸出しで寝てござる。遠巻きに見て見ぬ振りで行き過ぎる人たち。自分もそうだけどね。
八重洲側。「プリティストア」には限定販売のカードケース(1万円)とお財布(2万円)が。
もちろん大人向け、なのだが、女児向けアニメのグッズと見た場合どうなのだろう。フィギュアは模型と同類と見れば8000~1万円という値付けはそれなり。大人向けと見れば価格帯は似てくる。
「あ、プリキュアだ~。まだやってんだ」
「見てた見てた『GoGo』の紫の子好きだった~」
とか見て回って出て行くJC達。「記憶に残り、思い出になる」これが一応の終了形態なのだろう。それだけ一生懸命だった証し。ちなみに彼女らが「子の親」として再び作品群に接するまで10~12年とするなら、間もなく「初代の頃見てたから」自分の子にも見せるという有様が発生する。
これは何か。見ての通り特急券である。アキバや東京駅をうろつく→う、千葉まで帰るのしんどい。あ、特急あるじゃん。500円じゃん。こういう代物。なお類例で「いいやグリーン車」がある。「750円だし」となる。特急+250円という考え方になる。特急より普通列車グリーンが1.5倍という計算にはならない。
全体的に質が高く、応じて高価、されどそれが普通なので「高価」という観念が薄い。それが東京。
これは、一人で住んでいると、カネがガンガン出て行くばかりで、その対価をシェアする相手がいない、という寂し悲しいことになる。
スイーツを持って帰る妻と娘がいることに感謝。
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