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2015年7月 5日 (日)

OPPO HA-2 【ハイレゾ音源再生】 @OPPODigitalJP

●背景

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「お前ZX1持ってるちゃうか」
その通りだが、音は好きなのだが、根本的な弱点がある。

・ラインアウトを持っていない
・ヘッドホン出力の電力・電圧が低い

これによる不都合は車載運用時とヘッドホン(インピーダンス高いヤツ)の使用時である。
車載はそもそもハイレゾ対応ではないので、古いウォークマン(A857)に16bitのwavでボカボカぶち込んでUSBメモリとして読み込ませている。ただこれの場合、選曲という作業が面倒くさい。再生範囲やランダムモードがいちいち解除されるのも厄介だ。

一方、ヘッドホン運用は余所様ブログ等でもさんざん書かれている通りである。新幹線や出張先でヘッドホン被ってハイレゾを聞くという贅沢をしているが、音量が取れず駆動力も足りない。

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で、こいつなのである。この辺クリアした上で11.2MHzのDSD(以下256DSD)まで放り込むことが出来、ZX1と一緒にポケットに入れられる。で、あわよくば当面の高レートDSD解像用据え置き機。ちなみにZX1からデジタルで放り込めるが、電池消耗とケーブル取り回しに難があるので、ホテルなどではやるかも知れないが、日常運用はアナログアンプの用途が多かろう。

ともあれ、こういう「DAPやスマホと重ねてもかさばらない、薄ひらべったいポタアン」他に無いので検討中の人あろう。インプレッション。生産地は書いてない。

●音質

その1・据え置き機として

・PC(256DSD)-スタックス

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まず最強モードを聞いてみよう。DSDの場合、そのままローパスフィルターに通す(積分)だけで音楽信号になるので、スイッチパタパタを積むことは逆にハードルを上げている気がするが、追いつけるスイッチ回路なら応じた一定の質は保証されるはずである。ソースは千葉史絵(Rougequeue)

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果たしてコンバータは音楽を奏でる。圧倒的な情報量は高いビットレートならではである。ちなみに256DSD解像するポタもう1台あるが、差があるか?となると、あにはからんや、これがある。あちらは波形の描画、HA2は演奏。そして少し、HA2の方がシャリッとする。

・PC(256DSD)-オーディオセット(DSP-Z11+NS-F500)

どこかの雑誌でアキュフェーズのプリメインにぶち込むという実験をしていたが準じて。

空間に充ち満ちる音の多さはビットレートならではと言えるだろう。まぁ綺麗な音である。256DSDが出た頃のそれは「デコード原理器」だったが、それがややがさつに聞こえる。かくも人間の耳は贅沢か。高いレートの常用機に使えると判断する。

その2・ポタアンとして

・ZX1-MDR-CD900ST①
・ZX1-アナログ-MDR-CD900ST②
・ZX1-デジタル-MDR-CD900ST③

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ガチンコ対決である。ソースは以下。

(1)A.ヴィヴァルディ:協奏曲 変ロ長調 RV503(F. VIII-35)/岩黒綾乃 (ユーフォニアム), 長崎麻里香 (ピアノ)(192/24)
(2)バッハ「イタリア幻想曲」/セルゲイ・エデルマン(ピアノ)(96/24)
(3)GRACIM/渡辺香津美(ギター)(176.4/24)
(4)こいびとの昔語りの夕暮れの/Kalafina(96/24)

(1)はユーフォニアムという大物ブラスをふくよかに鳴らせるか
(2)はデジタルで直録りしたピアノをどこまで微に入り細をうがち表現できるか
(3)はギターの生々しさ
(4)は迫真のヴォーカルとバックグラウンドの静けさを確認

「ZX1単体でCD900STが不十分」なのでガチンコになってない?まぁダラ書きしてみよう。

①直挿し:ユーフォ立ち上がりの俊敏さが不足。ZX1ではCD900STクラスの駆動が「必死だな」状態なのがよく判る。

②アナログ:大きなストローク、かつ、高速で駆動せんとする「ZX1の音」である。が、①より若干甘くなる。元の音より少しエッジが強調される感、応じて高域にきらめきあり。但しヘッドホンドライブ能力は大幅にアップ。ZX1フルボリューム→HA2よりも、ZX1は7~8割位の出力にして、HA2で必要な音量を稼ぐ方が音質的には良さそう。ギターはピックの当たる音が判る。ヴォーカルは克明の一言で、サ行が「刺さる」ことは無い。CD900STを服従させている。

③デジタル:HA2の電源を先に入れてから、ZX1を起動し、接続し、音出しのこと、やや面倒くさいが、スペシャルコースだ、儀式があってもよい。これは贅沢だ。CD900STがハイレゾで疾駆されている。Kalafinaなんか耽溺できる。ピアノはもう少し刺さる位で良いが、アナログアンプで丸くなった部分はあるだろう。それよりはドライブ能力の高さに耳を奪われる。ユーフォはややビビる。強調感が裏目に出たかも。ここは楽曲によってアナログ接続と使い分けて良いかも。

●総括

「256DSD対応機」2台目という贅沢な有様だが、どっちをオーディオアンプにぶち込むか、と問われたらHA2。当面、高ビットコンバータは君に指定しよう。

一方「ヘッドホンドライブ機」としては基本的には十分で、こいつが1枚入ることによる副作用は感じないと書いて良い。

価格的にはZX1+HA2=ZX2なのだが、この圧倒的なドライブ能力はZX2でも持ってない。メリハリ付けて63Ωを駆動するHA2を取りたい。これで聞くKalafinaと渡辺美里には参ってしまったと書いておく。

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ちなみに電池好き放題使っていいなら(急降下部分がデジタル出力)、多くの場合デジタル接続の方が、その圧倒的音圧と余裕にゆえに、包まれ感があり、幸せになれる。アナログの場合は「ZX1の音」がまんま出て来る。音源に合わせて使い分けるという贅沢できる。

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車載はアナログのみ試したが「ZX1の音」+「強調」が相乗効果を発揮し、まぁゴージャスな音に仕上がる。

出張先ホテルの夜が捗る贅沢な逸品を手に入れた。

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