七夕にふと振り返れば第3惑星
5000万光年先の銀河団を眺めたところで、本日七夕午前11時、振り返るとこうなる。
静止気象衛星ひまわり8号。運営開始第1ショットである。これでフルカラー。いわば「すっぴん」の地球の姿である。「青い星」と言われるが、実態は大体こんなもん。渦巻き3つは西側から台風10,9,11号。ここで、9号と11号の間に見える明るい部分は太陽光の反射である。
しかしつくづくビジュアル美しい星ではありませんか。曲線と渦巻きは流体と回転の証し。地球に「自転」がないとこの渦は描かれない。異星の者が太陽系訪うたならば、この姿にまず生命の存在を確信しよう。
「流体」の存在自体は木星でも観測出来る。
青いだけなら海王星。
比してカラフルである。もちろん、我々がこの星に住んでいるゆえに、この星に存在する光に敏感に出来ているだけかも知れない。異星の者には地球に色は見えないかも知れない。でもそれもこれも、全部、私たちがこの地に生を営んでいる証し。
この星に私たちは住まい、この星の恩寵をもって生とし、生まれ連綿と受け継がれてきた命を、今後も引き継いで行く。
人工地図に貼り付けられた雲の輝度データが、30分後に生写真に変わった。
エラトステネスによる地球直径算出の試みより2200年。
コペルニクスの地動説表明より500年。
ゴダートによるロケット実験より80年。
「ひまわり1号」打ち上げより38年。
我々は30分ごとに地球丸ごとのスナップショットを手のひらで見られる時代に生きています。
フルカラーひまわりで見る美しき愛しき住処第3惑星
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