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2015年8月30日 (日)

HA-2=4極接続改造⇒MDR-1A @OPPODigitalJP

●冒頭の長い能書き

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MDR-1Aのケーブルは着脱式で、その根元はこうなっている。見慣れたステレオミニプラグのようだが、電極が4つある(普通のより1つ多い)。

Y_mdr1a_002

ソニーによればこういう狙いだそうだが、行き着く先は

Y_mdr1a_009
こうしてくれ、ということだ。バランス接続……ヘッドホンに電流を押し込む回路と抜き取る回路、左右に両方、計4つ備えて駆動する。

で。

Ha2_front

OPPO・HA-2。この人出力こうなっている(いずれも画像は公式より)。

Pm3_4pole300x88

「バランス」ではないが、同様に4極であり、中の回路から「L-(左グラウンド)」と「R-(右グラウンド)」が分けてある。ソニーの「分離」狙いをもう少し進めた形になっている。

Y_mdr1a_010

すなわち、最も大きな電流の流れる、アンプ最終段から後ろは、左右分離だ。これは、左右音量差による電流の混じり合い(クロストーク)削減の効果が狙える。

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オヤイデP-3.5/4G。そういう目的の自作向けプラグである。

・MDR-1A:先端L(+)R(+)R(-)L(-)根元
・OPPO:先端L(+)R(+)L(-)R(-)根元

こうなっておるので、1Aの反対側(ウォークマン側)をぶった切り、オヤイデのプラグを繋いで、HA-2とゴキゲン左右分離接続を企む。横文字で「リケーブル」と書かれる作業のひとつ。なお、プラグは先に秋葉原に出向いたおりにeイヤホンで求めたが、同様のものは大須・日本橋でも入手可能であろう。オヤイデ通販でも買える。

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矢印した二つの端子の接続を入れ替える。なお、一般的なステレオミニプラグでは、ここは「共通グラウンド」になっているので、入れ替えても何の問題も無い。★ウォークマンZX2で4極する場合も同じらしい。が、実行される前に確認を。責任は持ちません

●用意するもの

・プラグ
・はんだ/はんだごて
・グルーガン(ホットメルト)
・熱収縮チューブ
・テスター(導通チェックが出来る何か)
・ワイヤストリッパ、ニッパ、ラジオペンチ等配線作業工具

グルーガンは配線作業後に出来る隙間に充填し、はんだ付けの根元が動くのを抑制する。熱収縮チューブは同様に根元を引き締める。なお、はんだは特段オーディオ向けのモノではない。てゆーか、こんな1カ所使いで音質変わったら泣く。

あと。

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こういうクランパがあると捗る。ホムセンで2000円位。

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ぶっちぎって術式はじめ。なお、このケーブル自体は別売りで買えるので失敗を恐れる必要は無い。★但し、その失敗に対してあたしゃ責任は持ちませんよ。

●作業手順とチェックポイント

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チェックポイントその1。ぶった切ったら、熱収縮チューブとプラグのボディは先に通してしまう。工作終わってから「あ!」ということ無きよう。通したら被服を剥く。ワイヤストリッパで甘噛みしてぐりぐり。

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チェックポイントその2。ここが最大の難関だろう。この人「細いエナメル線の撚り線」なのだ。結論から言うと、コテにはんだを盛ってしばらく先端にあてがっておけ。熱でエナメルが溶けて(じょぼじょぼ発煙する)、はんだで芯線がメッキされる。この文章何言ってるか判らないならこの工作しないこと。

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プラグ側予備はんだ。

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ブルーL+/ピンクR+/シルバーR-/ピンクシマシマL-。プラグ側の位置に合わせて長さを切りそろえ、はんだでメッキ。相互に予備はんだすることでスムーズな一発接合が出来る。なお、色と極性はオレが買った奴だけという可能性もあるので、必ず個々にテスターで確認のこと。

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「はんだ付け」という作業は体感で覚えるモノで、コツとか書きようがない。初めてのハンダ作業ではムリとだけしておく。スピーカーケーブルの末端をはんだで処理するとか、何らか経験をしてから。

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グルーガンははんだ接続の首根っこ固定を狙って。終わったら熱収縮チューブを被せて、はんだごてで炙って収縮させ、プラグのクリップを絞って締め上げ。

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ボディをキュッと締めて完成。導通および絶縁をチェック。

●音質

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ZX1→デジタル→HA-2で早速テスト。一聴して効果を確認。なぜか?OPPOさんには悪いが、ギャングエラーでバランスが動いて「ああー」と判った。左右混ざってると判らなかった部分。

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これは贅沢な音だ。ZX1直 VS OPPO HA-2。差違を見いだすの微妙な線だと思うが、1Aを駆動する限りHA-2の方が見通しが良い。セパレーションの良さそのものであろう。

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低音モリモリの音源でも混濁が少ない。ただ、モニターライクになるので、「音が充満する」感じは減る方向。

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ビシッとセンターに定位して雑味無く放たれるヴォーカル。良い感じだ。

●まとめ

単なる「左右分離」だが、思ったより効果が高い。HA-2を目して工作したが、ZX2お持ちの向きもグラウンド線の位置を調べてやってみると良いだろう。ただ、道具もスキルも要るし、プラグだけの入手も必要と応じてハードルは高い。

はんだ付け経験者向け。まぁ、失敗してもケーブル単体で買い直せるので気楽に。

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コメント

すのぴさん
こんにちは、初めまして。
最近HA-2とMDR-1Aを購入したイチロウと言う者です。

私もAV関係は好きで昔は7.1チャンネルのサラウンドで良く遊んでいました。LDも沢山有りましたが子供が出来て縮小傾向にあります。

すのぴさんは知識と共に技術を持ってらっしゃって羨ましいです。四極接続、私もやってみたいですが技術が無いもので…

そこで厚かましいお願いでは有りますが私にも改造ケーブルを制作して頂けないでしょうか。
勿論、材料費と共に工賃もお支払い致します。

お忙しいとは思いますがご検討頂ければ幸いです。
何卒宜しくお願い致します。

イチロウ

>イチロウさん
「eイヤホン」が改造サービスをやっているので相談してみてはいかがでしょう
http://www.e-earphone.jp/earphone-headphone-repair-clinic
自分で責任を負えないことはやらない主義なのですいません。

すのぴさん
返信ありがとうございます。

早速、確認してみます。
ヤフオクでも扱ってるみたいですね。
もっと検索の幅を広げてみたいと思います。

イチロウ

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