虫嫌い?2015★昆虫小動物画像大量注意
「ジャポニカ学習帳」の表紙に通販限定で昆虫写真が復活するとか。そもそも使われなくなった理由は「気持ち悪いという意見があった」。
「好き」という男の子の意見は尊重されなかったのだろうか。
親が親なので娘は当然の如く昆虫、よらずトカゲ・カエルレベルの小動物まで平気である。クモやゴキブリを見かけたところで騒ぎ立てることもない。一方甥っ子は義妹の虫嫌いの影響でウチに来てもクワガタ見てビクビクしている。前の課長もゴキブリが出ると「いや~ん」と言った。40を越えた男がだぜ?
「命を大切に」良く聞くセリフ。でも命が大切かどうかは命の「ありのまま」を見届けてこそ初めて分かる話。動かなくなりバラバラになって行く、その姿を見て「死」の概念と不可逆性を理解する。安易に殺すことで「生殺与奪」の権力と責任を実感する。
はいチョットどいてね。ガに触るとか人によっては狂気の沙汰にも見えるだろうが、ドクガじゃなければ問題ない。ましてこいつはスズメガ。
実はこれもガ。オオミズアオ。絹糸の作るカイコガの親戚筋。
これはちょうちょ。アオスジアゲハ。真ん中透き通ってるの判る?
モンシロチョウ。「きゃーかわいい」
の、子ども。「きもい!」何匹居るかな?
オニヤンマ
ギンヤンマ。
イナゴ。
武士の情けで無罪放免冬眠し損ねオオスズメバチ。
以下私見。
日本に毒虫は殆どいない。また、異様なサイズ、グロテスクな形状色彩の節足動物も少ない。
このことは、虫たちがそうした毒や外見で武装せずとも平和に生きてこられたことを意味する。これは、日本に住む人々が「虫たちを敵視してこなかった」証しに他ならないのではありますまいか。
古来、日本人は己らの国土を秋津島と呼んだ。秋津とはトンボの古語である。神武天皇が「大和の国は秋津の国」と言ったとまで伝わる。
よく見りゃ毛だらけ節くれ立った節足動物でそりゃ気持ち悪いか知らんよ。でも敵視することは無いし、逆に言うと有害無害キチンと見分けて付き合い方を知ることで「他の生き物との距離」や「近づき方」が身につくんよ。よくペットショップで「さわってごらん」と子どもけしかける親御さん見るが、それは「触り方を知っている」場合にのみ有効な言葉。そして多くの場合「触り方」は昆虫から身につくモノ。
動物ってね、相手が自分をおっかなびっくり触ってるな、とか、本当に自分のこと可愛いと思ってくれてるか、とか、ちゃんと感じ取ってるよ。
オレはその辺、全部昆虫を手始めに知っていった。
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