リファレンス~reference~
【不可算名詞】 参照(すること), 照合,参考.
用例:a book of reference 参考図書.
本当の意味はね。論文書くと最後に「参考文献」とか「引用元」ってリスト付けんじゃん。英語論文だとそいつら「references」ってなるわけよ。
さておき。
歌手さんのキャスで「基準としてる曲があって、そういうの英語でなんて言うんだっけ」って話になって、リファレンスと答えたら参加者にえらい驚かれた。これはこの語を常用する世界が限られていることを意味する。そしてオーディオは常用する世界の一つである。
リファレンス…オーディオの場合それは基準・標準みたいなニュアンスで使われる。相対評価用の参照元システムなり音源なりの意味だ。ひっくり返って参照元をリファレンスと言うようになった。
自分の場合ちょくちょく書いているがそれは、うちやえゆかさんの「まかせて★スプラッシュ☆スター★」
である。理由は以下。
・ピアノ/弦/管で構成されている
・ハイトーンのクリスタルボイスである
・ハイトーンのクリスタルボイスである
・録音が明確である
・生歌を知っている
で、システムに通すと以下の判断が出来る。
・うるさい→音の分離解像ができていない。スピーカが分割振動しノイズを発している。
・楽器の鳴り方が不自然である→周波数バランスが悪い
・ヴォーカルがぼやける→定位が不明確
・サ行「ち」「つ」の音が「刺さる」→反応速度が不足している
・楽器の鳴り方が不自然である→周波数バランスが悪い
・ヴォーカルがぼやける→定位が不明確
・サ行「ち」「つ」の音が「刺さる」→反応速度が不足している
(「せ」発音の瞬間。12kHzとか出て来る)
良いシステムだと声が繰り出される瞬間のマイクロ秒単位の変化まで出してくれてご機嫌である。良くないシステムだと声が変わって(別人のように)聞こえる。そして新規・更新したシステムに対しては「うるさくなく、ヴォーカルがセンターに定位するように、音の密度が高まるように」トーンコントロールやスピーカーの位置と向きを調整する。
義父宅に放り込んだハイレゾ・システムだが、これもスプラッシュ・スターでチューニングした。眉間にしわ寄せて女児向けアニソン繰り返し聞いてる様は滑稽であろう。ちなみに、このセットはコンパクトなのであまり大げさなことはしていないし必要も無かった。
大好きな歌手いれば、その人のライブの声を良く聞き、良い録音の楽曲を持っておけば、ライブのままに、或いは好みの感じに鳴らしてくれるか、判断基準になる。ナニ?アニソンだから恥ずかしい?
おれ、展示会のTAD(パイオニア)システムで鳴らしてもらったぜ。1750万円うちやえゆか。鳴らしてもらうに理由が欲しけりゃ「ライブ行ってきたんでどのくらい違うか聞いてみたくて」これでいい。その目的はマニアックそのものだ。
好きな歌手の声は自分が一番好きな音で鳴らそうぜ。さもないとストレスが溜まる。そしてそれが、アナタのreferenceになる。
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