老いて行く父と
1943年生まれであるから齢70を越えて少々。テレビで「介護」「痴呆」「死」などを扱う番組が流れたり、応じた人の姿が映ると気になりもするようで、苦笑も出て来る。聴力低下を抱えており「老い」の現実味は強かろう。
「俺もこんなになっちゃうのかなぁ」
脳の機能が低下するのは年齢なりとして、結果「違うこと・新しいことに、面倒くさいと感じるようになる」これが出て来る。これは脳を使う行為への拒否そのもので、当たり前だが老化を加速する。ここに「新たな知見を面白いと感じる。だから新たな知見を探しに行く」というエンジンが存在すると、一定の老化抑止効果があると導き出せる。父親はそこまで、ではない。但し
「パソコン扱えるだけだいぶん違うと思うが」
動画やゲームという線ではないが、実家訪なうと大体PC電源入りっぱなしである。主に海外のゴルフのスコアや、テレビ中継のない野球の実況など見ているようである。「面白いと感じるものがあり、能動的に取りに行く」は出来ているのだ。他には老人会の書類作り、旅行プランの検討、リッピングしたCDの再生など。ネット・PCの利用として年齢を考えると水準以上であろう。
テレビはブルーレイレコーダ内蔵タイプである。それはそれでマニュアルがヨレヨレになっており、読み込んで使いこなしているようである。番組はザッピングではなくジャンル検索で探し、見るモノ・録画するモノ分けるなどスケジューリングしている。
パソコンにせよ、テレビ・レコーダにせよ、システムはオレがころころ変えるわけだが(より簡便に利便が得られるようにするため)、セットアップさえしておけば、後は好きに使いこなしていると言えるであろう。現状、複数電気機器を連動させると「最終的には簡単な操作で利便が得られるが、その環境構築が面倒くさい」段階であり、その「面倒くさい」だけ、息子がチョコチョコっとやってやればいいのである。
「先取の気鋭が必要ってことさね。興味失って過去に閉じこもるようになったらおしまい」
「パソコンで何か始めるかなぁ」
ムリして興味持つことはないのだ。もちろん、始める・探すにパソコンとネットは強い武器になる。そこまで行かなくても、続けている好きなモノあるなら、それをパソコンで増強するだけで充分である。
「最後に残るのは女の裸」
「まぁなw」
結論:男は死ぬまで男。ちんぽこの付属物。
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