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2015年9月13日 (日)

落日の円盤オーディオ

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「ステレオサウンド」誌。単純にオーディオオタ向けの雑誌みたいなタイトルだが。

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評論の区切りが「200万円以上・以下」

そういう雑誌である。およそ実用的でない気がするが、20年前からあるので需要はあるのだろう。ちなみにここに出て来るようなセットはイベントで聞けるので、自分の感想と評論家の物言いとの間に「感じ方の違い」の変換係数を養う。それが主用途。

さてこの雑誌「深刻な悩み」でターゲットにしているCDプレーヤの試聴記が「…選ばれることがあまりなさそうな、比較的リーズナブルと言ってもいい…」でありながら出ていたので買ったのだが、他を読んでいて、内容的にはエポックメイキングになるんじゃないかとふと思った。すなわち

・CD/スーパーオーディオCD再生機の集大成
・パソコン/ネット経由ファイル再生オーディオの最新音質

で構成されていた。結果まぁ円盤への執着と哀愁とバッサ切ったら怒られるか。高価格帯=富裕層=50~60年代向け、ということもあり、ライターも同様の心理(或いは応じた内容で書いた)、であるようだ。

ちなみにCD…円盤再生は当然オーディオがその出自だが、以降パソコン用のデータメディアとして大量に生産され、応じて駆動装置も作られ、結果パソコン用が非常に安くなり、ぶっちゃけオーディオでも専用開発は行わなくなり、そうしたパソコン用の駆動装置を採用して再生機を作ってきたようである。が、パソコンではMacBookや各種タブレットを筆頭に、「ソフトはネット、データはクラウド、抱え込むならHDDかSSD」になっており、円盤の出番はほぼ無い。ウチだって何のことはない、パソコンのドライブはオーディオ用の円盤制作以外に使ったことがないw。このことは、楽曲のストリーミング配信化が進めば「円盤」の需要は既存の円盤を使い続けるオーディオマニアだけ、に戻る。そんなニッチな市場向けに円盤駆動機どこが作るんじゃい、という話である。最も、4Kなど実効ビットレートでまだ円盤に分があるらしいので、スーパーオーディオCDや、DVD円盤にハイレゾ音源を書く、と言った高価格帯の円盤再生は、それらを援用して残るであろう。ちなみにオデもハイレゾ音源をDSD化してDVDに焼いているが、この意図の99%は「データのバックアップ」である。円盤を焼いて溝を刻むという行為は、十重二十重のコピーよりも確実感がある。

また、楽曲の管理、という点で言うと、ファイルオーディオはフォルダを繰ったり検索したり、ということになるのだが、円盤は自分のルールで並べて置けば、パッと見て「この辺」となり、まだPCよりナンボか早い。円盤一つで完結する、というのも見た目と実態が一致して判りやすい。一方、例えばシングル楽曲の寄せ集めなど、PCで再生リストにひょいひょい放るだけで済むので、円盤とは比較にならぬ。保存に必要なスペースについては比較するまでもない(1TBのHDDにCD1500枚以上のデータが入る)。

買おうとしている機械は、ファイル再生機能は現下最強のうえ、円盤系音源も考え得る全てに対応している。これは円盤、ファイルよらず再生品質の均一化を図ることができ、「これまでも・これからも」使用に耐えうることを意味する。そして恐らく、PCが円盤に対応しているウチに、聞き続けたい音源はハードディスクに取り込んでおく要がある。

オーディオはほぼ「データのやりとり」だけで片の付く時代が来た。「残すか、残さないか、残すならどこか」だけの話だ。個人的にはそこに円盤が噛むかどうかはどうでも良く(無い方が再生機能に専念出来、性能の向上には好適)、音質さえ良ければいい。

円盤で決まる形とデータレートの呪縛から音楽を解き放て。および、それが当然の時代に備えよ。

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