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2015年10月25日 (日)

【ハイレゾ音源再生】 デノンDCD-SX11(その2・音質) @DenonJP

★選んだ理由とかは→こっち

●音質

以下、持ってる音源でよく使うもの、質のいいもので印象を書き並べて行く。

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出口機材はまず接続ケーブルがオルトフォン5NX-505、超音波領域も出すので、表皮効果や寄生容量を気にした結果。なお、製品付属は…本機を買うような方は使わないか。アンプはヤマハDSP-Z11、スピーカ同NS-F500。ただ、このセットでは出口弱いの確かで、スタックスも併用する。なお、今後の「円盤型音源」の行く末を考え、音源が円盤かどうかはあまりこだわらない。ソースごとの送り込みは以下のよう。

・CD/SACD:直接再生
・リッピング:NAS-OPPOブルーレイ-同軸デジタル-本機
・DSD:DSDディスク/PCよりUSB

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1.まかせて★スプラッシュ☆スター★/うちやえゆか(44/16)

まずは基準音源。「ふたりはプリキュアスプラッシュスター」OP曲。何より驚いたのが音の広がり。2本のスピーカと自分が描く2等辺三角形の「中」に音場が出来るのが普通だが、これは外へも広がった。ピアノは右手の外側から、ストリングスは左手の奥方向から、それぞれ指向性を持って飛んでくる。番組中の妖精「フラッピ」「チョッピ」のコーラスが入るのだが、耳のそばで左右に飛び跳ねる。キラキラで楽しい楽曲として作られていたことをようやく理解する。なお、やえさんのヴォーカルはセンターピンポイントに定位し、録音時の物であろうマイクのビリ付きまで出て来る。20kHzから上スカッとすっ飛ばされているが、そのすっ飛ばしたまんまを再生する。

2.Rose in Rose/五條真由美(44/16)

プリキュアソングで個人的に最も好きな1曲。重心低く取られ、まいこさんの歌声が奥手に、こちらをまっすぐ見据えてくるように定位する。ベースラインが基音を連ねる骨太の楽曲であるが、その太さを良く出す。歪みを殆ど感じず、幾らでも音量突っ込みたくなる。余韻の消え際がことのほか美しい。

3.ヴィヴァルディ「四季」/オルフェウス室内管弦楽団(44/16)

グラモフォン当時最新の「4D」プロセスで録音された完全デジタル収録。確かに「音質」は良く、目を瞑って聞きながら、演者一人一人の位置を指差すこともできるが、弦楽はハイレゾを聞き慣れた耳にはやはり違和感がある。さぁ、差が露わになってしまったぞ。

4.Manteca/Carnegie Hall Salutes The Jazz Masters(44/16)

ライブ録音盤。これも出た時は各雑誌ベタホメの「名盤」。トランペット高らかに響き、の、わりにシンバルの余韻が耳元まで届いたり。ただやはり「本来あるべき物が無い」底抜け感はある。それはハイレゾ病なのであろう。

5.アヴェ・マリア/鈴木理恵子(Vi)・若林顕(P)(SACD)

SACD入れるとアルバムタイトル表示する。2014年発売のデジタルダイレクト録音。やはりこういうの聞いてしまうとCD音源は「不足」が否めない。CDだけ聞いてる分には、そのうち「慣れ」て、納得するのだが、ハイレゾに変えると「やはり違う」のである。ヴァイオリンが綺麗だ。倍音は消えゆく高みまで伸び、微妙な陰影まで見事なまでに描ききる。アンプとスピーカは、プレーヤのグレードに比べるとしょっぱいわけだが、ハイレゾ機器間の音の違い、ちゃんと出した。なお、SACD/DSD等の高回転円盤でも回転音は皆無。

6.音色七色/元ちとせ(SACD)

数少ないヴォーカルものSACD。SACD初期の円盤で、いわゆるハイレゾ感はあまりない。まぁ当時のスタジオ機器がハイレゾ対応だったとは思えぬ。これは変化する音楽信号稠密に追従するというか、ナチュラルなハイ落ち傾向がそのまま出て来る感じ。CDみたいな制限感は無い。でも高域方向少ない、少し不思議。

7. ヴィヴァルディ:グローリア ニ短調 RV 589 I. Gloria in excelsis Deo/新イタリア合奏団(192/24)

神への賛美。管弦楽バックの合唱なので、大きなスピーカで左右に間隔取って、じゃないと話にならないだろう…みたいな部分をちゃんと出す。大きなホールで録っており、ウチのシステムで再生するのは、かわいそうかも知れない。弦は透き通っていて文句は無いが、何せ合唱隊がダマになってしまう。演奏や録音、再生機が悪いのではない。出口の設定が悪い。

8.うすむらさき/kalafina(96/24)

まず、冒頭から低音が床を這う。あれ、ここまで低い音だったっけ。これは面白い鳴り方になった。ベースとパーカッションを主体とするその混濁を思わせるような低域と、3人の透明な、高位に定位した歌声が対極を描く。「空間にポッと定位」とは、オーディオ評論家のよく使う文言で、「んなオバケみたいな」とみんな突っ込むわけだが、ステレオフォニックとはそもピンホールカメラの音響版で、2個あれば応じた写像を空間に構成し「そこに元々あったであろう」音像を結実させる。そのポッと定位をこいつはエレキギターで聞かせてくれる。ちなみに、kalafina好きで、もし初めてのハイレゾ版がこのキカイであったとすれば、その途轍もない再現力は、腰砕けて座り込み、終わってもしばらく立ち上がれないのではないか。てか、ハイレゾで再発されたアルバム早く買わなきゃ。

9.Flying soda/猫叉Master Feat. 林ももこ(96/24※)

シンバルの鳴りにこの曲で初めてハイレゾっぽさを垣間見た。プリキュアOP/ED歌唱経験者で、ハイレゾロゴの付けられるフォーマットはももさんだけなのだが、これは応じたクリアさを持っていると頷ける。ただ、チト硬い。これは元が48/24で情報が足りてないことを示唆する。そしてZX100でも書いたが、個人的にも林ももこのディテールを描くには96以上のfsが必要だと感じている。(※アルバム化する際に96/24でリマスタリング。自分の所有ファイルは48/24に戻してある。再量子化ノイズにデータ量くれてやる必要は無い)

10.ハート 裸/Shiho Rainbow(96/24)

配信サイト「mora」の新人発掘プロジェクトでデビュー。いきなりハイレゾから始まったというのがいかにも。この楽曲は現在最新のテクノロジーで録音されていると言って良く、ピアノはリアルだしヴォーカルはあっけらかんだ。スカッと録れているというか。音場は基本的にスピーカ結んだ線より前に描かれる。非常に心地よい。

11.ロミオとジュリエット/山形由美ハイレゾコレクション(DSD5.6MHz)

DSDのUSB再生に「foobar2000」をご使用の方は多いと思うが、その設定のままでSX11放り込める。デバイスドライバのインストールを忘れずに。また、バッファは「自動」また最大の「32768サンプル」で。レイテンシは再生だけなら幾つでも大した問題は無いと思うが、まぁ最大の32ミリで問題は生じてない。

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まぁここから上の音源は音質を語るだけ野暮。全部入っていて全部出て来る。これは昭和時代のアナログマスターから起こした物だが、妙なる響きとその倍音が何とも心地よい。なお、PCからUSB接続した場合、スタート/ストップ時にリレー動作と若干のオーディオ帯へのノイズが生じる。

12.Rougequeue/千葉史絵(DSD11.2MHz)

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現下商用音源で最高の音質を有するDSD11.2MHz。スピーカーから鳴らしている気がしない。これも良くある評論家の物言いで「スピーカーの存在を忘れ、その場にいるよう」…これを自分のシステムで体感したのは初めて。実はそこで演奏してない?wそんな感じ。ひたすらリアルで繊細である。

●まとめ

「スーパー」な「オーディオ」「CD」プレーヤである。陶酔と没入の桃源郷。濃密なくせにスピーディーで、結果、空間に音を充満させて寄越す。デノンで言われる「こってり」はいい意味で裏切られる。その中で、あ、高域が無いなCDだ、これは自然だからハイレゾだな。そんな感じ。音源の質の差を露骨なまでに描き分けるが、CDのデータも全部ほじくり出すので、それはそれで良い音として認識出来る。音の源流として能力充分だろう。いつぞや、オーディオフェスタでソニーのHDD再生機を聞いた時にも感じたが、理論上のデータ/音楽信号変換はこのクラスのキカイで完全だと言える。特にもの申すところは無い。音源全部ここから出せる。竜頭蛇尾状態解消で快哉である。壊れるまで使い倒してやるから付き合え。

値段が値段ゆえ手放しオススメとは書けないが、この時期としてはボーナス見込めるようなら行っちゃえと言いたい。一念発起の一点豪華主義にこれほど相応しい存在もあるまい。全部高音質で再生する。それ以上何を求める。その美は富士山の形象にも通ずる、と書けばいいか。富士の美しさを喩える・形容するに適切な言葉は逆にあるまい。同じだ。

ちなみに再生機はこの上に50万前後、100万前後、150万前後、と分布しているが(1千万まである)、その辺は「芸術的か?」が評価軸で、そうしたキカイを買う人は、電信柱から専用のトランスと回線をもう一つ持っているレベルになる(つまり2世帯分の電気料金を払う)。そこらは「全部高音質」は最低限で、自分の芸術性に合致する音響空間創生のため、5ケタ6ケタ万円のキカイを吟味するのだ。でも、アパートじゃソレは無理だし、交響曲をドカーンと鳴らすよりも、室内楽を楚々と鳴らしている方が好きだ。だったら、この性能は充分すぎる。大音響でも一切歪まないシステムで小さな音出す。深夜の贅沢。

さぁ、持ってる円盤全部聴き直しだ。全然違って聞こえるゾクゾク再び。そして、このキカイが使える間に、円盤音源はPCに取り込んでしまおう。円盤とファイルオーディオの過渡期に生まれた、どっちも最強で鳴らすキカイ。

新しい世界への扉が開く。

(つづく・アンプリファイアE-470)

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