ひもじくてみじめな話
別記の通り手のひらキカイを下取りに出して乗り換えた。買い換えで前のキカイを下取りに出すのは初めてではない。「まだ動くので買い取ってもらえる/まだ使いたい人がいるなら」そんなつもりでハードオフ等に持ち込む。だが今回だけは何か違った。
何だろうこの若干の後悔。
機能・音質的に失敗したわけではないのだ。そうじゃなくて。
一つは買い取りの店の雰囲気。妙に外国人が多いのだ。なぜ日本でキカイ売り飛ばす?円高だからさ。過去1ドル90円で買った物、今なら1ドル120円で売れる。
待ち時間30分。
「27000円です」それはネットに書いてあった査定金額の最高額。まぁ修理と称する本体交換して1年経ってないし、付属品の類いは使ってないしね。
2年前確かキミを「ずっと使い続ける」つもりで買った。でも今になり「あれ下取りあるならアレもコレも出来るようになっておいしいんじゃね?」
一気に陳腐に見え、そして実際買い換えて自らを裏切ったような後悔にも似た。
買い取り待ち客がどこの国とも知れぬ語で大声で喋りながらショーウインドウを見て回る。オレのあいつもそこに入って蛍光灯ギラギラに照らされながら次の使い手が付くのを待つのか。
オレがキミを愛機とし、でも時代と技術がキミを一気に古くしてしまった。その過渡期の始まりにキミは先駆者であり、そして今最も時代遅れになった。ただそこに懐古趣味の介在する余地は無い。
などと自己正当化しつつ。
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