浜通りホテル通りの今ぞ悲しき
福島第一原子力発電所、の、復旧作業訓練用実物大建屋。お釜も制御システムも全く同じ物が作り込んであるそうな。
「今、線量どのくらいです?」
「0.15位ですね」
国の基準:1mSv/年=1000μSv≒0.15×24×365=1314μSv
全裸で四六時中その場におらなきゃ特に、てな値。なお、千葉(市原)の平年値が0.055μSv/hであるから、その3倍という捉え方される向きもあろう。
「ですから人手が集まりませんで…」
とは工場長氏。浪江とか双葉から通ってた方が随分いたそうで、工場来ようにも来られない(現在も国道6号を2輪原付で走るの禁止)。
この車列は除染や復旧の「今日のお仕事」が終わって宿へ帰る、だそうな。
6号線は集落と集落の間に「ラブホテル」が結構あるのだが。
『作業員宿舎1000円』
まぁ、えっちするのに原発近くまで来ませんわね。切ない転用、と一瞬思ったが。いやいやこれ「有効活用」じゃね?ラブホって「エッチな遊具・映像」てんこもりなんで、作業されてる方の大半であろう男性の「娯楽」にまんま転用出来るのよ。ピンクな照明の回転ベッドで寝しなにポルノいいじゃないのさ。あと、他人とコミュニケーション取らなくて済むような入出場システムなので(例えばチェックアウトは部屋の中のボタンを押すと、OKなタイミングで連絡をくれる)、そういうのが苦手な人にも向く、とこうなる。まー単価は下げざるを得ないだろうけどさ。
40年、これが続く。この非情な非常が日常の地域あり。
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