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2015年12月19日 (土)

【ハイレゾ音源再生】Precure meets DCD-SX11

★2015/12/30「Go!プリ」のハイレゾが出たので追記。

プリキュアの楽曲をガチ高音質で聞いてみようという試みは、以前、アキュフェーズ+DSP-Z11(及び「スタックス」)でやった

ならば。

最新鋭ハイレゾ対応CDプレーヤDCD-SX11。しかも現行「Go!プリンセスプリキュア」ではついにハイレゾ配信が開始された(2015/12/26)。やらねば、であろう。

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やった。「プリキュアソングを2015年の30まんえんのCDプレーヤで聴いた結果」お届けする。但し、娘がプリキュア見ること卒業したので以下のお断りがある。

・各作品「ボーカルアルバム」を基本とするが、「ドキドキ」までである
・「ハピネスチャージ」は映画挿入歌。
・「Go!プリ」はOP/ED含む4曲のハイレゾ版(48/24)となる
・「プリキュア音頭」を加えるが、音質は良くない(あーあ言っちゃったよ)
・リッピングしてあるため、NASから同軸デジタル接続した音質である

シリーズ初期の物から個人的に好きな奴つまみ食い的に書いて行く。

1.初代無印・MH

・DANZEN! ふたりはプリキュア(Ver.Max Heart)

初代好評を受けて作られた続編のOP。ほぼ同一で「マックスハート♪」というコーラスが加わっている。現状、五條さんがライブで歌うのはこっちのバージョン。
とにかく音が飛び交い広がる。五條さんボーカルは中央に定位して変わらないのだが、ホーンや打ち込みが飛び回り広がり、音がグッと前に出て来て包み込まれる。これ楽しい。ワクワクする番組が始まる。イメージばっちりである。音質は今聞くと若干硬質だが、何より鮮度が高く生き生きしており、特段もの申すところは無い。

・Beautiful World

次作「スプラッシュスター」のOPを歌うことになる、うちやえゆかさんの初参加作品。静かな曲というのはバックグラウンドのノイズ低減が求められ、オーディオソースとしてはしんどい部類。

オルゴールで始まるが、これが「ピン」と弾ける音として認知できるのはアルファプロセッサの恩恵であろう。2本のスピーカの間にゆったりと流れる。前に広がってくることはないが(音の数が少ないため)、上下の立体感はあり、最後中央に収束して行く。日だまりと、閉じるまぶたを感じられる歌。

・情熱∞

プリキュアの世界観をよく体現していると評される高BPMのハイパーナンバー。これは逆に硬質さが愛おしい。ギターかき鳴らすバックトラックに乗っかって突っ走る。ギターが出しゃばらず、五條さんのボーカルが埋もれず、シンセのキラキラしたサウンドも聴き取れる、絶妙なバランスで「整いました」となる。吼え猛るように鳴らしてナンボであろう。激しいまでの高揚感は「女児向けアニメ」のそれではない。

・~α~

聞けば2015年になって配信カラオケに登録されたとか。ゆえに「知る人ぞ知る」と書くか。これは音に包まれる。パーカッションが左から、時折のギターがハッとするほどのリアルさで右側から出て来て耳の後ろまで回る。目を閉じると色んな音が聞こえる。

2.スプラッシュスター

・まかせてスプラッシュスター

一度書いてるがそれを読んでというのもアレなので。
この曲はうちやえさんのハイトーンに合わせてストリングスメインなっており、応じて高周波で指向性情報が多く、色んな音が耳に向かって飛んで来、広がりと包囲感は他に類を見ず。弦のピチカートやピアノの音色はアルファであろう。合いの手コーラスで「チョッピ」の声はリアルに耳元で響く。永遠に。

・エガオノチカラ

ギターを基幹に豪壮に突っ走る。骨太の表現になる。基本的にスピーカー同士を結んだラインで展開されるが、高周波の音が混じるとシャリッと響いて前に出て来る。その陰影・ダイナミズムが気持ちよい。ちなみにスプラッシュのボーカル曲は全体的に音域の重心が高めに来る。

・奇蹟の雫

僅かにリバーブの効いたうちやえさんの声が丁寧にメロディをなぞって行く。サ行の発音が刺さらないこと、間奏ギターの音離れが良いこと、柔らかく優しい楽曲を引き立てることだろう。

3.Yes!プリキュア5/5GoGo

・プリキュア5、フルスロットルGO GO!

くどまゆの魅力全開の「GoGo」OP曲。ティンパニなどパーカッションが多く配され、勢いを付け重心を下げてある。低音域が出て来ないと軽薄になる。この辺りから楽器一つ一つがクリアに分離されて聞こえる。しかし楽器一杯使って贅沢な作りだぜ。エンディングでシンバル類がシャーン…と綺麗に余韻付けて消えて行く所絶品。

・Rose in Rose

これも一回紹介してるが再掲。できるだけ大音量で再生しろ。剛直で大スケールの曲想にひたれる。五條真由美の「強さ」が目一杯発揮される。ひたすらに前を向き上り続ける「流れ」に抱かれる。サビに合わせて低音がドーンと来るが、そこはあまり出しゃばらない程度に。

・ミルク・ミラクル・ミルキィ伝説

「5」あたりから声優歌唱のキャラソンが増えてくる。これは仙台エリさんの歌唱によるが、彼女上手いので違和感は無い。この曲はキャラ(美々野くるみ)に合わせた面白い歌詞を管弦楽ビッグバンドで壮大に歌い上げるという中々見ない、楽しい構成。ボーカルにフォーカスしてあり、バックサウンドのレベルは応じて下がるので、管・弦に「痩せ」を感じず聞こえるか、がチェックポイントとなるだろう。

4.フレッシュプリキュア!

・ミライノキミヘ

小松由佳さんの歌唱。ハスキーボイスは再生が実は難しい。これオーディオ的にED歌唱の林ももこさんと対比させてる…なら相当に計算高い。
ストリングメインをバックに切なく(せつなが切なく)一生懸命、その感じよく出ている。打ち込み系が音場の奧に貼り付いているのは年代なり。つーかそこまで表現するかねこのキカイは。サビに向かって盛り上がって行くが、そこで小松さんの声が埋もれないように。

→パソコンとリスニングポジションとの行き来が面倒になり送り出しをウォークマン+光→

・Special Thanks

林ももこによる。フレッシュは大人っぽい楽曲多いが、ももさんボイスはよくフィットする。これはドラムスがメインでセンターに来る。ボーカルと被りそうだが、そこは音場内の「上下」に別れてクリアに伝わる。間奏の掻き鳴らされるベースと良い対比を成す。

・ハッピーカムカム

沖佳苗さんによる。「声優さんによる歌唱」とわかり、必要充分な質と言ったらこんな感じなんじゃね?という最適解の一つ。彼女の声が大好きという向きにはたまらん出来上がりだろう。発音時の唇の動きまで見えるかのようだ。シンセサイザーの音を散らして重心高めにしたバックトラックは軽やかでスピーディであり、キュアピーチの躍動感をアシストする。

5.ハートキャッチプリキュア

・ハートキャッチパラダイス

ダンスもろとも有名になった。「ハトプリ」人気の一端はこの楽曲にある。軽やかだが意外や重心は低く、ベース、バスドラが良く効く。エンディングに向かい未来への予感と、少しの不安を感じさせるようなサウンドデザインで、そこらピカピカと描き出せれば快活。打ち込みが多いので音場の広がりは薄め。ハンドクラップが俊敏に聞けるか。

・OPEN THE WORLD

水樹奈々特出ししないわけにはいかんだろ。「アニソン」ネタで書いたが、彼女は歌に関してはどのキャラやってても「水樹奈々」である。これも同じ。弦とドラムス、ギターにコーラスを伴って文字通り花咲くように歌う。アコースティックが多いのと、彼女の声の倍音成分があるので、左右と中央から耳元に一直線で音が来る。そして空ヘ吸い込まれるように終わって行く。

・MOON ~月光~ ATTACK

久川綾さんは「キャラソン」草創期から歌っているので質は問題無い。辛い過去背負って戦うゆりの心情超高速バックトラックに乗せてリニア加速する。ほぼ弦系一辺倒で押して押して押しまくる。音場は固いがそのくらい締まっている方がこの曲には合うのかも知れぬ。ギターのエッジの切れ味。その再現性がこの曲の持つカミソリの刃のような鋭さに効く。

6.スイートプリキュア

・スマイルエール

タイトルスマイルだが「スイート」の楽曲なので念のため。くどまゆ・いけあやのダブルボーカルにギターとドラムス、打ち込みで応戦。音と声多いのだが、スッキリ描き分けるのは録音・再生、双方の相乗効果か。明るさとパワフルさが音色から感じられればベスト。

・ララルー♪OYFUL

「JOYFUL」と読む。ハイビートでかっ飛ばして行く軽やかな楽曲。なのだが、以外や重心は低い。なので尚のことキラキラ歌うくどまゆボイスが浮き立つ。ボーカルバックに耳元で飛び跳ねる小さな音たちを楽しんで聞ける。エンディング近くの本人コーラス多重は位相をいじってあり、脳内に定位して正解。

・BEAT LOVE

キュアビート豊口さん歌唱。これも丁寧な歌い方で好感が持てる(がっつり「声色と発音」が聞ける)。打ち込みメインで音場は薄め。右チャンネルでギターが「凝ってる」ので、そこカリカリ描き出せれば面白い感じに聞ける。システムによっては刺さるかも知れない。

7.スマイルプリキュア

・Let's Go!スマイルプリキュア

池田彩。音質が上がる。クリアネスが向上している。「叩き起こす気持ちで歌った」と彩しゃんはインタビューに答えているが、「カーン」と擬態語付けたいよく張ったボーカル、ギターとドラムス、多重コーラスによってテンションアゲアゲに出来ている。キャラクタボイスのコーラス含め、「音量上げてもうるさくならない」…システムの描写力を試される。

・100%ヒーロー

金元寿子さん歌唱。これはその可愛い声と重厚なバックトラックの対比が非常に面白く聞き所。バスドラが終始ドスっているので、これを深くパワフルに再生し、しかし跳ね飛ぶ「あざとい」声が引きずられないかがカギ。音場は高周波成分の多さによって前に出て来る。

・オンリーワンダフル

田野アサミさん歌唱。声優としての経歴浅い頃の出演・歌唱になるが、歌は上手でビックリした記憶がある。グイグイ来るベースと、比較的控えめなドラムスでキャラクタの心情をよく出す。電子楽器が多く音場は控えめ。その代わり低音を深く強く出せるか。

8.ドキドキプリキュア

・5minutes

釘宮理恵さん歌唱。「キュアエースだがくぎゅボイス」ってのがスゴイと思う。もろロックンロールでギターとドラムがメイン。所々で弦が弾ける。この楽曲盛り上げるのはコーラスで、強さに華やかさを纏わせる。コーラスの「ハッとするような」効果が出せれば万々歳であろう。ギターはピックの動きがミリ単位で聞き取れる。

・I’m home

林ももこ。「ドキドキ」の楽曲は佳曲が多く、硬軟自在なのが特徴的。これはしっとり系統で「エース」と良い対極を成す。ピアノが切なく、そのハーモニクスが聞き所。

・負けない翼で

黒沢ともよ。これも再掲となる。めろめろな楽曲だが、ベースが軸になっており、音像自体は骨太。奥へ吸い込まれるように音場が作られ、差し伸べる手のようにボーカルが降りてくる。

9.Go!プリンセスプリキュア(48kHz/24bit)

ハイレゾ版が出たと聞いてe-onkyo見に行ったら「48kHz」……今後に期待して4曲のみDL。なお、過去作も配信準備中とのこと。

・Miracle Go!プリンセスプリキュア

OP曲。歌唱は礒部花凜さん。fs「48」だがハイトーンの音は刺さるほどでエッジが効いている。ヴォーカルにエフェクトを掛けていることが目立ってしまう。時々書いているが後付け効果装置は「ハイレゾ」に対してボトルネックになっているのではないか。打ち込みとアコースティック・コーラス(声)で広がりが違う。アコースティック系の音色の柔らかさはシリーズでも出色

・Be a Princess☆

歌唱は嶋村侑さん(キュアフローラ)。作曲がうちやえゆか。シリーズ歌ってる方の昨曲だけあって、プリキュアの世界観を反映しつつ「プリンセスのレガートさ」をよく捉え、もちろん、嶋村さんの音域も把握してのメロディライン。音質的には間奏のホーンセッションにハイレゾのならではを聞くことが出来る。やはりプリキュアはアコースティック系で固めた方が似合う気がする。

・夢旅☆Go!ng My Way

茂家瑞季。作曲は林ももこ・編曲は安保一平さんで「茂家の声」を把握してる皆さん。軽快なポップでちりばめられた音が広がり、転がる。オーディオ的には面白い。音の粒子たち個々が丁寧で「ハイレゾ24bit」ならでは。

・ドリーミング☆プリンセスプリキュア

ED。歌唱はミュージカル経験もある北川理恵さん。作曲の多田さんはオーケストレーションを多数手がけ、指揮者でもある。姫様×オーケストラはイメージバッチリ。弦楽多用し音場は広い。iTunesも聞いたことがあるが、音の広がり、粒立ち、俊敏な反応、比較するだけ野暮である。スピーカ間隔広く取った方がスケール大きく聞ける。ごきげんよう~

10.その他

・勇気が生まれる場所

「ハピネスチャージ」映画劇中歌。映画用なのでバックトラックは豪壮である。Aメロ・Bメロと進むに従い楽器の数が増えて行き、サビで最高潮となり全力で包み込まれる。4人の声と、松ヤニ飛ぶようなヴァイオリンの強さ感じられれば勝利。

・プリキュア音頭

2015年リリースだが、実家の町内会夏祭りに間に合わず。歌唱は五條さん。笛に太鼓がメインだがサイズは小さい。リズム重視で「音質」語るのは野暮かも知れぬ。音色が少ないのでシステムによっては痩せ気味に聞こえるかも知れない。

以上

●まとめ

一気に聞くと、「音源の電子化進展」と「声優さん歌唱の一般化」の流れが見えてくる。「こういう音作りにするんだ」というポリシー一貫してるのは凄いところ。一方で電子化に伴い、音場感が後退気味に感じるのが惜しいところ。電子楽器打ち込みキカイ進歩しる。また声優さん歌唱も「アニソンの類型」として仕方ないのかも知れないが、発音や音域の広さなど、音キチとしては、「聞こえてしまう」というのは否定できない。プリキュアはアニソンの中でも特別扱いしていたが、 まだ矜持は保っていると言えるが、「親も楽しめるお子様の音楽への入口」としての機能と質、どうか失わないで、と祈らずにいられない。

一方、「Go!プリ」からハイレゾ配信が加わった。よく書くが「48kHz」はやはり「食い足りない感」が否めず、とりわけアコースティックを多用した楽曲では「もう少し出るのになぁ」という残念感の方が大きい。ただ、音場は48の割にはふくよかに出てくると書けるか。次回以降は是非88/96以上のサンプリング周波数で録音を願いたい。

∞にプリティでキュアキュアであれ。

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