1万2千キロ彼方より調和の霊感どぶろく1杯
喉が痛い。痰の切れも悪い(きたねぇなヲイ)。
近々プレゼンで喋るので、治しておくべきと考え、インフルエンザだと困るので休みにして病院へ。「インフルエンザ?そんなんじゃないよ」あそ。薬もらって帰る。睡眠薬に花粉症、そして咳止め関係。薬漬けジジイ肝臓平気か。
さてこういう場合は音楽聞いてゴロゴロしてるのが一番なのだが、その時タイムラインに配信会社から新譜案内が飛んできた…駄菓子菓子。
「あの名演がハイレゾでよみがえる!」
レコードのハイレゾ化は文化継承の面から粛々とやっておればよく、ハイレゾの大義を考えると、それを前面に押し出すのは間違いとちゃうんけ。良く書くけど。
で、そんなのが流れてきてカチンと来たのと、以前、ヴィヴァルディの「四季」を含んだ組曲「和声と創意の試み」のSACDを買ったので、ペアであるべき(?)「調和の霊感」も欲しいなぁと思っていた所、
円盤だと2枚組定価4700円が大元の配信サービスで27ユーロであることを発見。
ポチる。NagoyaCityとかアカウント作ってクレカ決済。ZIPロックのDSDファイル3.7GB12000キロ彼方オランダより召還、である。ただまぁネットは距離より管の太さであって、15分くらいで落ちた。
AudioGateに取り込んでDVD-Rに焼く。
「レコード芸術」レコードアカデミー賞音楽史部門、ポッジャー指揮&バイオリン「調和の霊感」SACDどぶろく完成。1枚に全曲収まったので使い勝手はこっちが上。192/24に変換してNASにも放り込んでおく。こういう「買った後の使い勝手」はSACDではどうにもならん。
しかもCDと同じブックレットがpdfで付いてくる。この辺り、楽曲だけで歌詞すら付いてこない(あるいは別売り)の国内ハイレゾ配信各社改善して欲しい。「よりよい音で聞きたい」それだけのためにサーチャージ。こんな優良ユーザー()無視かい。
ちなみに音は弦が生々しく大変よろしい。倍音ゆんゆんで癒やし効果抜群。音像も空間にふわり定位し目の前でポッジャー氏他面々に演奏いただいているかのよう。SNの良さは圧倒的で、がんがん音量上げてもひずみもビビリもしない。雑誌の特選だの受賞だの頷ける。ハイレゾはこうじゃなきゃ。どんどん気鋭の演奏家を高いレートで録ってくれ。実力派の円熟を細大漏らさず録ってくれ。
ええ買い物したわ。ちゅーか日本の売り手の古さを思い知らされたわ。すぐ出しゃばるJASRACとかただの利権バカにしか見えん。
さて癒やされる霊感なのでウォークマンにも転送しとこうか。編成小規模でヘッドホンで聴いてもみすぼらしくならないだろうし。
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