蒸気機関車C59(の模型)
今更感ハンパないが思った以上に良いできだったのでまとめておく。
●実車
東海道・山陽本線の線路規格(特甲。甲乙丙丁の甲を更に強化したの意味)が許す限りの大きさで作られた急行用旅客機。ただ悲しいかな戦争を挟み、戦後はその東海道・山陽本線の電化が進められたため、本来用途で活躍した期間は短かった。海軍の施設があったため同じく特甲規格であった呉線で急行「音戸」「安芸」などを牽引した姿で知られる。
●模型について
KATOのカタログに予告されたのは1970年代。実に30年余を経ての製品化。ファインスケール、フルディテール、コアレスモータ搭載フライホイール付きと21世紀最新仕様。
ワンハンドルでSL動かしていいのかというのはさておき、動かすとこう(リンク先クリックでツイッター上の動画)。
C59のDU101CLによる引き出し pic.twitter.com/W9zVbo7TS5
— すのぴ@せとでん使い (@sunop2000)
この個体が「当たり」なのかも知れないが、これだけスローが効けば文句はない。長くやってる人は「ぞくぞくするような」感覚を覚えるだろう(フィギュア・ドール類で言うところの「不気味の谷」に相当する挙動)。アナログならロッド位置注意して止めたりとか出来る。なお、DU101だと一番低いパルス幅から動き出すので「停車中常点灯」は無理。が、動き出しとともに室内灯は全部点くので不満に思う人はまずいないだろう。
あまり同じ機関車の複数持ちはしないのだが、C57だとスマートすぎて迫力不足に感じる部分があるのと、東北本線や鹿児島本線として動かしても不自然じゃないので、もう1台いても悪くないかも、とか思っている。
くろがねのとどろき高く煙あげ遙か帝都へ鉄路を食んで
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