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2016年3月 1日 (火)

【ハイレゾ音源再生】シューベルトピアノ五重奏曲 イ長調 作品114「鱒」(DSD11.2MHz)

●冒頭の能書き

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(画像クリックでダウンロードページ)

音楽の教科書でおなじみ、シューベルトの「ます」である。小池弘之氏率いる弦楽集団Koike Stringsが、ゴースト騒動で脚光を浴びた新垣隆(にいがき・たかし)をピアニストにフィーチャーして、256DSD(11.2MHz)で録音したもの(ピアノ・ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス)。デジタル録音といえど、DSD方式は「切り貼り」「ミキシング」編集が出来ないのだが、これはコンサートホールを5日間借り切り、条件を追い込んで一発録音したもの。言わば現代のダイレクトカッティングである(そのソース)。購入2タイトル目の256DSD音源ということでガチで書いておく。37分4000円、5.8GB。価格べらぼうだがデータ量もとんでもねぇ。システムは次の通り。送り出しはウィンドウズPC+ソフトウェアfoobar2000。USBケーブルはその辺の量販店で買った3m(←わりとアコリバにケンカ売ってる)。DENONのDCD-SX11に入力し、アンプとスピーカはヤマハDSP-Z11+NS-F500。スタックスも併用する。ヒートランは2時間ほど。

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れっつご。

●聞いたまま

第1楽章バイオリンの輝かしさよ。当たり前のように4弦の位置と奥手のピアノがわかる。音符で表現される以外の物理的なディテール(ピアノの弦をひっぱたく音、弓が弦に当たる瞬間の音)もごっそり録れている。いわゆるハイレゾっぽい高域シャリーンなわざとらしさは無い。変な話だが「ヴァイオリン」と「ヴィオラ」の音色の違いを初めてはっきり聞き取った気がする。

第2楽章第1部の弦の歌い方はうっとり聞き惚れる美を有する。ピアノはオフ気味で「箱鳴り」が前に出た録り方だ。第2部はコントラバスがゆったり流れ、チェロとの間でヴァイオリンとヴィオラが輝く。ここらのピアノの鳴り方はそれまでとまた変わる。曲の閉じ方はため息をつくよう。

3楽章はprestoで応じた高いBPM(おいおい)での始まり。抑揚がハッキリ付けられており、そのダイナミズムや緩急を存分に楽しめるのはハイレゾの余裕の仕事。安いスピーカーでもわざとらしい音にならないのがいいよね。ヴァイオリンとヴィオラの掛け合いがおもしろい。

第4楽章。いわゆる「ます」として最も知られる旋律。弦の掛け合いのみで語られる主題はとても穏やかで贅沢である。変奏部の高域に定位したヴァイオリンがことのほか美しい。キツさがなく、ふくよかに鳴るのはハイレゾ「してやったり」とでも書くか。コントラバス(こいつの音像がカチッと出ればあなたのシステムは申し分ない)の向こうでピアノの技巧が炸裂するがあまり目立たない。脇役で複雑を要求するとは贅沢な曲だ。

第5楽章。弦が重なって大いに盛り上がり、ピアノも強くなる。4弦1鍵で結構なエネルギだ。逆に言うと4楽章なんかを十分な音量になるよう合わせると、ここで大きな音が出てびっくりということになる。それでも「うるささ」を感じないのは歪みの少ないハイレゾならではと言えるか。重なり合う弦の奏でるハーモニクスの向こうで、ぽろんぽろんと転がるようなピアノが美麗だ。ただ、新垣氏の弾き方は少し太いかも知れぬ。

●総括

マイキング、ミキシング色々工夫されて録られている一方、「ステレオフォニック」ならではの音像の出来方とはひと味違う。音場は眼前の空間にふわりと広がる感じ。高域を伸ばそうという作りではないが、不自然でなく倍音を感ぜられ、落ち着く。自然な響きと言える。「カーン」とか「シャリーン」みたいな擬音で語られる「高解像度感」を求める向きには合わないかも知れない。但し、ヘッドホン(スタックス)で聴くときわめて稠密な「シューベルトの世界」が頭の中を埋め尽くす。

オーディオ的な「聞き込み」より、「演奏会の独り占め」を目した感。それはそれでよい。大体高レートのハイレゾはマニアが眉間にシワして聞くものだが、これは「音楽の流れる贅沢な時間」とでも書くか。ただ、逆にサラッと流しておくには用意すべきシステムが大げさすぎる。その点「スイスの専門の会社で用意されたプログラムにより」忠実に変換された176.4/24のPCMも用意されており、それは「ハイレゾ」と書かれたキカイなら大体どれでも再生できよう。ウチも192/24に変換して、BGM用をNASに、寝込み用としてウォークマンに放り込んでおくつもりだ。

家の中で「生っぽさ」を楽しむアルバム。ただ、ピアノはそれが制作者の意図通りとは言え、聴衆の観点からは多少違和感はぬぐえない。正直もう少しピンと尖った部分が欲しい。辛めに82点くらいとしておく。

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