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2016年4月17日 (日)

(オーディオレビュー)ヤマハAM/FMチューナ T-S501 @Yamaha_ongakubu

●冒頭の能書き

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「ラジオを聞く」という行為は「聞きたい物は探しに行く」今日びにおいて、視聴覚エンタメとして決定的に主役ではあるまい。オーディオコンポーネントとしても、コンテンツ・音質両面で「トップクラス」とは今や言いがたい。その一方「どうせ聞くなら良い音で」という贅沢が存在し、ある程度対応可能な音源ではあると言える。従ってソースとして中途半端ではあるものの「コンポーネント機器」として存在する意義はあると言える。ただ、そういう存在故に企業活動としてコストを投じるのは難しく、手頃で一定水準の質を要する製品は多くはない。

そうした中、地デジ化完了で空いた帯域にAM放送を載せて、AMの聞きづらい環境に届ける「ワイドFM」なる形態の放送が始まり、対応し、なおかつリーズナブルな価格のチューナがヤマハから発売された。現有機「F-515」(パイオニア)は1988年の製品であり、秋葉原で店のオヤジと交渉して買いたたいた物で、機能音質とも問題は無いのだが、さすがに古いことと、鉄筋アパートでAM聴取に難があったことから、これを期に買い換えた。ポチッとやったら納期6月で「え?」となったのだが、4月13日突如発送通知が来て「え?」となり、14日に届いた。

以下、操作と音質のレビュー。

●開封からセットアップ

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ドコをどう渡り歩いて来たやら(★ウチに来たのは4月半ばです)。発注来た→在庫あった→送れ、てなところか。

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めいどいんヴェトナム。ヤマハは海外生産長いので特に心配していない。

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外観を確認し、ボタン・ダイヤル類一通りいじる。ダイヤルはロータリスイッチで、往年のチューニングダイヤルのフィールとは違う。固く、渋い。

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同軸ケーブルでつなぎ込む。アンテナは先日紹介した1エレメントのこいつ。もちろん、チューナ買い換え前提でセットアップしたもの。AMはそういう意図でつなぐ気は無い。メモリーボタン長押しでスキャンして記憶。

01:76.1MHz MID-FM(コミュニティ局)
02:77.8MHz ZIP-FM
03:79.5MHz Inter-FM
04:80.7MHz FM愛知
05:82.5MHz NHKFM
06:92.9MHz 東海ラジオ補完放送
07:93.7MHz CBCラジオ補完放送

まぁ、名古屋で拾えるスタンダードな結果と言えるか。なお、アンプが同じヤマハのDSP-Z11なので、アンプのリモコンをコード05510にすることで選局操作できる。

●受信性能

まず、AM補完は、本放送でステレオの場合は補完もステレオになるのだが、東海だけはフェージングが激しく、ステレオを断念、モノラルに切り替えた。ただまあ、音質重視の音楽番組とか基本的に無いので、困ることはない。逆に、F-515だとフェージングが生じていたZIPがクリア。ちなみに往年のチューナにはレベルメータや感度切り替え、PLLサーボロックなど、機能と応じた操作ボタンがゴテゴテついていたが、こいつはその辺の「感度と質の妥協点探し」に関わるボタンはステレオ/モノラル切り替えボタンしか無い。内蔵のマイコン様が適当に最適化してくれる、ということか。ただ、レベルメータというか、受信レベルを表示する機能くらいはあっても良かったなぁとは思う(同調すると「TUNED」表示が出る)

●音質

質はおなじみ「ジェットストリーム」をチェック。まず気づいたのはSN比の高さ。F-515が劣化したのか、こっちの性能が高いのか。「深々とした夜の闇」が同番組のキャッチだが、深々としたダイナミックレンジで鳴らしてくれる。時々サブウーハも仕事をし、しっかり復調していることを伺わせる。「FMは良質なソース」であると再認識。ハイレゾ野郎が15kHzカチ切りのソースで何を言っとるかという感じだが、密度やディテールなど良い物は良いのである。丁度カーペンターズ「イエスタデイワンスモア」(これがまた好きな曲がかかるのをラジオの前で待ってた、ってな歌詞でさぁ)。を流していたが、アナログのヒスノイズっぽいものが聞こえるほど。
InterFMでピーター・バラカンDJの番組をチェック。やぁ彼の声が太く、深いね。元々F-515を選んだのは、ジョン・カビラの声が、男性ダイアローグが非常に魅力的に聞こえたからなのだが、本機は立派に後継と言って良さそうだ。なお、音声出力レベルは、「CDで+4dBまで振るように合わせたカセットデッキで、ピーク時ドルビーマークあたり」。ひっひっひ、ノラ・ジョーンズが流れてきたよ。しゃがれたトランペットをバックにダランダランでスモーキーな声。「雰囲気」をよく表現する。腰が太く、値段から思わせる上っ面感、締まりの無いイメージは払拭。同じ値段のCDプレーヤでもこんな芯のある音出せる物なかなか無いぞ。

●まとめ

「ヤマハさん、この時代に良くぞ正統派を作って下さった」こうなるか。腰の据わった聞き心地の良い音を出すキカイだ。コンポーネントオーディオでFMを復調し再生する喜び・贅沢を存分に味わえる。深く、太く、豊かで、濃い。アナログの血統と言えるが、その良さが存分に発揮されており、これはこれで良い。どこまでもクリアでハイパーにかっ飛ばすハイレゾもいいが、丸っこいが濃密なのもまた。同じキカイで真逆の味付けどっちも楽しめる。これぞ贅沢である。「チューナ持ってるけど、そろそろ買い換えたい」という方にはオススメ。87点。

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