土日鉄道横須賀色物語
土日鉄道は1985年、トミックスの入門セット「基本セット3」により始まった。
(各種買い取り販売「まんだらけ」さんのサイトより。デッドストックを引き取ったそうな)
アソートされているのは113系電車4両であるが、これを横須賀色としたセットもあった。
この色ね。
青と白の組み合わせはその名の由来である横須賀の空と雲を、海をイメージさせクールで爽快な印象であった。また、プロトタイプも横須賀・総武快速用の「1000番台」(この実車写真)であり、忠実性という面では横須賀色が「正当な選択」になるのであった。しかし、113系のこの色は横須賀・総武快速、そして房総半島各線にしかいない。模型が増えたとき「一緒に走らせる電車が少ない」ことになる。
小学5年の鉄ヲタ少年は以上の思料に基づき「かぼちゃ色」とも呼ばれた湘南色のセットを求めた。
結果、彼は30年以上在籍し、
土日鉄道はかぼちゃ大国になった。
「113系」だけで33輛いるので、その「横須賀色」を更に求めようという気は特に無かった。が、千葉に住んで彼らの仕事ぶりを見るに、一番最初の印象「クールで爽快」なイメージがよみがえった。
時あたかも京浜東北を追い出された209が房総に流れ着き、
(流れ着いた209系)
彼ら113系を駆逐に掛かったところ、その栄華を知る者しか模型で持とうとはせず、メーカーも売らんめぇ。そう思った。
そうこうしているうちに名古屋に越した。果たして「横須賀色の113系」はKATOが何の意図か2000番台をプロトタイプにこの色に塗ったせいもあり、大いに売れ残っていた。が、そのレアもの「横須賀色の2000番台」は千葉にいて
(を、リバイバルで湘南色に復古。ややこしい物撮るなオレ)
当然問題ないので求めた。久々の113系増備にして初の横須賀色であった。
その後、旧形国電が幾つか横須賀色で出たので求めた。とはいえそれは「横須賀線」の再現ではなく、単純に戦前型の電車「省電形」が欲しかったのと、中央線名古屋口に出入りしていたのを知っていたので、381系「しなの」
のお供に良かろうと思った次第。
結果、土日鉄道横須賀色一族集合斯くの如し。なお、現物の「横須賀色」は最後まで残っていた中央線高尾口の「山登りする横須賀色」より「山スカ」こと115系が廃車され、消滅した。
まぁ電車というと銀箱でICカードかざして乗る物、という世代がこんなボロ電車の模型喜んで買うまい。従って模型の発売もその現役を知る我々世代が買えばオシマイ、の可能性が高い。
まぁ、ウチでゴロゴロ走っていなさい。
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