断捨離~鉄道模型の場合~
「鉄道模型を捨ててから夫の様子がおかしい」という有名な2ちゃんねるのやりとりがあるが。
流石に35年やってると、「最新の水準に比してそれってどうよ」って話と、スペース削減の必要性がどうしても生じる。
例えばこれはどちらも「コキ10000形」というコンテナ貨車だが、40年でこれだけ違う(5個積み→4個積みは現物の後年の変更を反映している)。「500円」という安価な車両として、デフォルメされた姿形や、他形式流用の手すりやハンドルも可愛く感じられたが、リアリティを追求した奴が出るとどうしても…となる。だがしかし、ここに「邪魔する心理とその因子」が生じる。すなわち
・思い入れ(初めて買った/買ってもらった/譲ってもらった)
・買い取ってもらえない、さりとて「捨てる」踏ん切りは付かない
一方、車両が揃って来るとブックケースに入れてズラリと並べる…すなわちこうなる
これはこれでオリジナルのケースではなく、10両とか12両とか
ぎゅーぎゅー詰めに出来るケースあるので、それらを使ってケースの数を減らせばいいのだが、ここにもまた、「邪魔する心理とその因子」が存在する。すなわち
・オリジナルに近いものほど高価で下取りしてもらえる
先にカシオペアを売り飛ばした話を書いたが、鉄道模型のせどり市場は、付属品未使用、元ケースに入り、余計な改造をしない、がベストである。仮に何らか改造を施してあり、それが外観や性能のグレードを向上させていても、決して査定価格向上には繋がらない。
こいつ、連結器を「TNカプラー」に変えてあるが、応じた費用と手間は価値にならないのである(ただ、買う側は変える手間暇不要なのでラッキー)。長くなったが、ここに「そのままの箱」で保存したい、という欲求が残る。
だが、売る気は無い=自分の焼き代の足しにしろ、なら話は別。
・古い車両はそれはそれで入門者が「少ない資金で多く欲しい」需要を満たすのでジャンクでいいから流す
・箱はぎゅーぎゅー詰めにし、紙スリーブは外して捨てる(スリーブ同士こすれたり引っかかったりしてボロくなりやすい)
(勿体ないって?紙スリーブが必要になったら箱だけ新たに買えばいいんだよw)
無茶と強引が出現するがいいのである。ちなみにこのほかに、光反射用アルミテープの端材とか、アンテナなど小パーツの予備とか、交換して用済みになった連結器とか、そういうのがちまちま出るので集めて箱に入れておく。また、ウチの場合、車内照明を電球から白色LEDにこんこんと入れ替えてきた過去があって、電球タイプの照明が一山(!)ある。これもジャンクで流すとしよう。
35年分。1年掛かる予定w
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