「ロネ」を召還する
「あさかぜ」という列車は好きなのだが、何故かその象徴たる20系客車には模型で持つ気が起こらない。
EF66+金帯24系という組み合わせいるし、20系客車が色々と参考にしたワゴンリ社オリエント急行もいるのだが、20系だけいない。「あさかぜ」には「殿様列車」と呼ばれたA寝台・個室をゴテゴテ連結した期間があって、当時の姿でも模型化されたのであるが、結局スルーした。この辺り、鉄道趣味が「○○系」から個々の形式に深度化した時期に、丁度20系が引退期で、子供向けの図鑑等で「ボロ」とさんざんdisられていたせいもあるかも知れない。
さておき。
この傾向は東海道夜行急行のヌシ「銀河」でも発揮?され、一番最初に「特急用20系を急行に使用した列車」であるにも関わらず、最晩年仕様の24系で持つのみであった。列車は好きなのだ。戦前から連綿と運転され、1等寝台車に食堂車まで連ねた時期を過ごして、その最盛期を過ぎてもしかし、最後まで「A寝台」の連結があった。
最盛期。少しアレンジは必要だが、それを模型で再現できる時代が来た。
1等寝台車マロネ40、マロネ41(公式・非公式)、オロネ10。名士列車「銀河」の中核をなした名士たちを乗せた車両群である。これで戦後設計の一般型(特急用ではない)「ロネ」揃ってしまった。マロネ41は急行「音戸」用として発売されたものであるが、多分、音戸として走ることは殆ど無い。このマロネ41とオハネ17、ナハネフ10を「銀河」用に召し上げてしまうからだ。スハネ30が8両余るが、なに、「明星」とか「金星」とか「大和」とか、ナハネ30使った列車はうじゃうじゃござる「汎用寝台車」として囲っておけば良い。
ロネに戻る。このマロネ41は青い車体で判るように最晩年の仕様であるから台車はTR40Dを付けている。
いいんじゃないですかね。ちなみにマロネ40は「あの」マイクロ彗星セットの1輛で、単純単価4800円という計算になるが、出来映えはKATOマロネ41の方が質感が高い。「1等寝台」等の表記は省略されているが、厚ぼったいガラスが「×」印に見えたりはしない。ちなみにこの音戸セットと彗星、同じくマイクロのオシ16をガチャガチャしてこう組む。
マニ60+マロネ40+マロネ41+マロネ41+オロネ10+オシ16+ナハネフ10+オハネ17+オハネ17+オハネ17+オハネ17+ナハネフ10
1964.10.1改正「銀河」編成(ほぼ「彗星」をスライドしたもの)のマロネ40をマロネ41に替え、ハネを減車した形だが、これで先頭のマニロネ以外は青い車体で揃うというのもある。
青帯4輛連ねてライトを灯した12連の姿は追ってまた。ああ、心がぴょんぴょんするんじゃあぁ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
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