病膏肓末期症状機械登場【ハイレゾ音源録音】
テレビ様によれば「ストリートラップ」「フリーラップ」と称する、突如ラップで歌い始める行為が「流行」しているそうな。ネットで見たことないけど。大丈夫か1億総白痴化メディア。
Behringer SRC2496
ドイツ・ベリンガー社の「サンプリングレートコンバータ」である。めいどいんちゃいな。そも「録音機」というのは、レコードやFM放送、CDの楽曲を録音して持ち出す、などの用途を目して発達してきたが、今やそれらの記録先はコンピュータ、或いはデジタル音楽プレーヤであって、どっちも「コンピュータでファイルをコピー」でコトが終わる。畢竟、残された録音機の役目は、そもそもの出自である演奏の録音、および、そうした古い録音のコンピュータファイル化しかないのである。するともう、それは「オーディオ機器」ではなく、楽器屋さんで扱う演奏や歌唱の録音機、更に商業化音源の編集等を行うすなわち「プロ向け」の機械に手を出さざるを得ない。結果、ついにラックマウント機器が我が家に登場、である。この、操作面側に付いている「耳」みたいな部分は、似たような機材をズラッと並べて使うための統一規格に合わせてあり、ねじ止めして使う。
企業でネットワーク機器の収容ボックス等でも似たような佇まい見た方もあるだろう。もちろん、そんなラックなんか我が家にありはしない。プロ機器に手を出すほど私の病気が進行したのか、録音で好き放題をやるにはこの位しか手段が無くなってきているのか。
戻って。
この機械はスタジオでの収録・編集に使われる。応じてマイクで拾った音をデジタル信号に変換する「ADコンバータ」、その逆「DAコンバータ」を持っており、録音・再生に使える。が、それだけではなく、際だった機能を有している。「サンプリング周波数変換」である。このブログでは時々48kHzで収録したのを96kHzでデータ配信とかアホかとか文句を言っているが、その「周波数変換」を行う回路をこいつは内蔵している。え?コンピュータの中で処理すればええ?そうなのだが、そのコンピュータに取り込むに際し使用する「デジタル音楽信号をUSBで受け渡す機械」において、自分のもの(ローランドUA-55)の場合、88.2kHzを認識してくれないのだ。で、せめても96kHzに変換して入れたい、というのが一つ。あと、MDやDATで録音した楽曲をコンピュータファイル化しておきたいが、民生用デジタル録音機から、データをデジタルのまま取り出すのは一筋縄で行かず、プロ機器の機能を必要とした、というのがもう一つだ。ああ、私は古い録音を現代規格に合わせるためにプロ機器を使うという判断をしたらしい←本当か
以下、本機のサンプリング変換の方法と、出来ること、書いておく。参考まで。どっちかつーと歌手や演奏家の皆さんに。
・サンプリング周波数変換
100kHz以下の周波数自動検出を行い、44.1/88.2/48/96に変換して吐き出せる。やりかた色々あるのだが、例えば44.1を48倍でオーバーサンプリングすると21168000Hzになり、これは48の44倍である2112000Hzと近しく、差分4800サンプルを等間隔で落とす(採用しない)すればデジタル演算だけで変換処理が出来る、とこうなる。ナニ、これだけサンプル数あれば4800落ちたくらいじゃ音質変わらない。
・出来ること
デジタル音楽信号に含まれる制御ビットが色々変えられる
例えばビット3,4,5はエンファシス(高域強調)である。ウチのDATについているが、これは入力と出力で揃えておかないと音質が変わってしまうことになる。
(使ったことは無い。常にオフ)
初期のCDでもこれ付けて作られたものがある。
また、ビット2はそのDATからデータ取りたい時に邪魔する信号である。DATやMDで自家録音したものCDで売りたい、などの場合はこれをいじる。
「これでバレエの練習曲MDからウォークマンに移せるぜ」
「あたし7月でやめるから」
(・。・)
コンピュータ側に納めてみた。しれ~っと収まったなおい。
« 勿体ない2016 | トップページ | 使い物にならないauのサービス @au_official »
コメント