特急「有明」の肖像
その端緒は1950年、門司港-熊本に走り始めた準急列車。
急行大増発の頃を経て、1972年、特別急行に昇格。門司港-鹿児島という九州の背骨を走った。1970年鹿児島本線全線電化に伴い電車化され、年ごとに増えて行く。
躍進は1975年3月、新幹線博多開業だ。これを機に「有明」は博多から先、熊本・鹿児島へ走る基幹特急として整備され、大編成の10往復が南端の鉄路を勇躍した。
高速バスとの戦いを経て1992年、鹿児島へ向かう列車が「つばめ」となり、「有明」は熊本までの列車の名となる。
主役の座を「つばめ」に譲り、有明は近距離の高速サービスを地道にこなした。そして2011年。新幹線が鹿児島に達した。
今その名は、下り3本、上り2本。大牟田の少し先まで、通勤特急のように走る。10キロごとに停車し、走行時間は1時間ほど。かつて4時間を走り抜いた長大編成の姿はそこにはない。
しかし「鹿児島本線の特急」としてその名はあり続ける。
— すのぴ@せとでん使い (@sunop2000) 2016年7月31日
全盛の姿を1/150で。
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