良識の府
参議院…まぁまぁ、当たり障りのない話にするから…は、半数ずつ6年ごと、すなわち3年で半分が変わる。「半分」は「一時の気の迷いで怪しい政党が独裁を許すことがないように」という意図があるようだ。
この結果、まぁ個人的には予想通りと言える。同時に右派も左派もそれぞれに歯噛みしている人も多いことだろう。左派で歯噛みしているアナタは尖閣や南シナ海で余計なことをしている紅のバカを引っ込める策を考えるべきだし、右派で歯噛みしている人は現政策は限られた地域階層にしか恩恵がないことを再認識すべきだ。
にしても今回はマスコミ+左派が改憲で攻め、右派+ネット民が経済を押し出すというへんちくりんな構図になった。今回から参加した若者はネットに慣れ親しみ、戦争反対と叫びつつ紅の狼藉三昧とそこに一言も触れない左派の態度に呆れている。一方で高齢者は政党ではなく「地場の議員」に付くので、国より目先、県と自分を見ることになる。
さても相変わらず存在するのが「投票に行かない」という連中だ。今回一人区の状況を見て分かるように、投票しなかった残り半分の動向によってはひっくり返った選挙区もあったのではあるまいか「どうせ」「わからないから」ではなく、アナタの住まうこの国のこの先を決めて行くベクトルの一つだ。ベクトルに無駄はない。そして自分に跳ね返る。後で文句を言いたくないならきちんと投票に行くべきだ。
あと、悩ましい課題を書き出しておく。まず、この結果を持って「改憲」を声高に叫ぶ層が更に喚き散らしておるわけだが、ご承知の通り最後決めるのは国民投票である。決めつけるのは早計である。自重しろ。ちらつく国外の軍事力に向き合う勇気が必要である。
その点で沖縄。横田の飛行機の航路下に住んでいたから、米軍追い出したい気持ちは分かる。ただその場合、「追い出した後」の議論が薄いように思える。何らか軍事力が無いと紅のバカが尖閣に入り込んでくるのは自明である。「国防」と真剣に向き合わなければならない構図をあなた方は選んだわけだ。1500キロ離れて勝手なことほざくな?その危機感こそが今回「改憲勢力」を必要数に持ち込んだベクトルの一つなのは明白だろう。
一方、この結果は、与党が強いのではなく、野党が弱いとした方が多分正確だ。民主党が政権を取ってgdgdになったあの暗黒のような時代を有権者は忘れてはいない。だからいや。ひっくり返して消去法で与党しかない、のである。自民が単独過半数ではない。ここは手綱を引いたベクトルが効いている。手放しで任せきったわけではない。
今回改選された議員は次回、自分の娘も一票を投じることになる。インフラにネットが最初からある中学生があなた方の活動を見ている。
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